27. 栗
主張も心意気もない日々感じた事柄についてのエッセイ、というか駄弁りです。
視聴番組のCM中にでも見れる(読める)程度の時間と内容を想定してます。
いつでもどこからでもどーぞ。
【日くらし】
27. 栗
栗の季節ですね。(もう終わりかな?)
焼き栗、栗ご飯、渋皮煮、凝ったスイーツですと、マロンタルトやモンブランなど、どれも大好きですが、手軽さという点で好きなのが“茹で栗”です。
調理方法は茹でるだけ。なんの捻りもありません。
茹でて冷ました栗を包丁で一刀両断し、スプーンでくり抜きながら食べるのですが、“スプーンでくり抜く”という作業工程が入る事でちょうどいい塩梅のインターバルになって、それこそエンドレスループで食べ続けられます。
先日小さな野菜直売所に立ち寄った際、ネットに入った栗を見かけましたので早速購入しまして、茹で栗を作ろうとワクワクしながら帰宅しました。
一応SNSでレシピを確認(茹でるだけちゃうんかい?)しましたらば、“虫食い”を調べるために"水に漬ける"とありました。
“OK栗”は沈み、“NG栗(虫食い)”は浮くらしいです。
「へー良い事聞いた」と早速試してみます。
ボールに水を張り、栗を流し入れたところ、水面にプカプカ浮かぶ栗達。
「へ?」と思って浮いてる栗をかき分けますと三つほど沈んでいる栗があります。
「あれ?浮くのがOKだっけ?」と思いましたが、確認しても正解は“浮くのはNG”でした。(分かってましたけどね)
22個中、合格品は3個って工業製品だったらその会社潰れてますよ?速攻で。
3個だけ茹でるのも癪なので、NG品の中から明らかに虫食いの穴が確認できたもの以外を”Bクラス”と認定して一緒に茹でることにします。(それでも15個くらい)
念の為OK品の神3(スリー)はお玉で分けて分かるようにしておきましたけども、結果としては神3以外全滅でした、完全敗北。倒産確定です。
栗につく虫って花の段階で卵を産み付けて、実の成長で一緒に皮と梱包されるので、表面の穴の有無は関係ないんですって。(まーそれも知っていましたけれども)
それと、ちょっとでも虫食いの栗ってそこ(虫食い跡)を除いて食べてもクソ不味いだけなの知ってました?
今回改めて私も知ったんですけどね。経験って大事です。
仕方なく3個を食べました、すごく美味しかったです。
塩味(涙)が効いてて。
ではまた




