166. サイトウさん
主張も心意気もない日々感じた事柄についてのエッセイ、というか駄弁りです。
視聴番組のCM中にでも見れる(読める)程度の時間と内容を想定してます。
いつでもどこからでもどーぞ。
ご注意: 口語的語りとしています “い”抜き、“ら”抜き、その他文章定義はご容赦くださいね。(あ、誤字脱字も……)
【日くらし】
166. サイトウさん
「サイトウさん」とのやりとり(メールとか)は緊張します。
差出しの名前(苗字)の正確性について。
対人的社交の基礎として、お相手の名前の間違いは最も忌避すべき事ですが、日本の漢字表記のお名前というのは実に多様(過ぎ!)でして、あらゆる発音と多種な漢字が存在します。
中でも「サイトウ」という苗字の“サイ”の漢字は古文書の読解力を問われるようなスキルと資質を求められがちです。(異世界の天才賢者様並のヤツ)
最近は名刺の交換より先にメールでのやりとりの方が多くなり、(そもそも頂いた名刺もよく見ませんし……ごめんなさい)
「齊藤様、お世話になっております」って送ったメールに「こちらこそお世話になっております、齋藤です」なんて返ってきた来た日にゃ
「カーッ!そっちだったかーっ!!」となってその日一日居た堪れなく過ごす事になりますから精神的にかなり削られてしまいます。
調べてみますと「サイトウ」の漢字は85種(は?)ほどあるらしく、辿れば全て同じルーツらしいのですが、一般的な「斉藤」はそれらの略語みたいなのでそれを知ると尚更正確でなければ失礼な気がしてきます。
当のサイトウさんご本人はほぼ皆「あ、“斉藤”で大丈夫ですよー」と仰って下さいますが、私などはその気持ち、心遣いに対して尚の事「絶対間違えられん!」となりましてね。
以前にも触れましたが、“漢字・ひらがな・カタカナ”が混在する日本語体系というのは世界的にも難解な言語らしく、こと“漢字”に至っては同じ字で読み方が状況によって幾通りもあって覚えようとする外国人さん達を発狂させているらしいですが、日本人の私だって未だに知らない読み方とかありますからその腹立たしさたるや理解というかもう共感(賛同?)しかありません。
「誰がそんな事にしたねん!〇ホか!!」って。
とは言えそれが日本語、文学の奥深さを彩っていたりしますからこれは本来誇るべき文化なのでしょうね。(そういう事にしておきます)
「あのすみません、本当に失礼ですが“サイトウさん”はどういった漢字の……」
「あ、ちょっと珍しいんですけど西、東の方でして…」
「なるほど、ありがとうございます!」(あー、こっちもあるか)
“西藤様 お世話になっております、先日の…”
“お世話になります、西東です。そちらの件につきましては……”
『アーッ!そのパターンかぁーっ!!!』
ではまた(もー…)
「渡邉さん、お世話になっております!」
「こちらこそお世話になります、渡邊です…」
ギャーーーッ!!




