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とある占い師の独白

プロローグ:とある占い師の独白


「星が人間に影響を与えるのではない。

人間が星に意味を与えるのだ。」

――カール・ユング


未来を言い当てることはできない。

だが、未来を語ることで、人は“いま”を選び直す。

占いとは、過去を整理し、現在を照らし、

まだ訪れていない未来の中から、

一つの可能性に意味と名前を与える行為だ。


人は誰しも、知らず知らずのうちに、

自分自身の記憶を物語に変え、

語られなかったはずの未来を選び直している。

だが、この世界には、

“選ばなかったはずの未来”に上書きされる瞬間がある。


書き換えられたのは、未来か、記憶か。

それとも、君の名前だったかもしれない。


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