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勇者へこみちの覇道  作者: 弐屋 丑二


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半年後……

ジャングルの延焼地に出来た、健康ランドとフィットネスジム、そしてラーメン屋等の高カロリー食べ物屋、そのための金を借りるための消費者化金融の自動貸出機というパーフェクトライアングルシステムは、瞬く間に超獣王国ババーンの国民を吸い寄せて、誰も前に進ませない状態にした。


気持ちよく運動して風呂に入りサウナなどもたのしみ、そして高カロリーの食事で腹を膨らませ、金が足りなければ借りる。という状況を無数に作り出した。


当然カメタもその輪廻にはまり込み、しまいにはピョミミーンも施設の近くに河の水を引いてきて、パーフェクトトライアングルの真似事のようなことを他の竜たちと共にはじめた。


そして半年が過ぎた。


ある時、パーフェクトトライアングルの敷設地の中心部にある健康ランドの風呂で、深夜に3体の人骨が

「へこっ、へこへこ、へこみち」

何処かから聞こえる声に合わせて踊っているという目撃情報が噂されはじめた。

さらに数日経つと、人骨は全裸の女性3人という目撃情報となり、その1週間後には女性3人と男性1人という目撃情報となり、そして女性3人と男性1人と天使1体という目撃情報になった直後、敷地内端のお土産物屋裏口付近で、全裸であざだらけになったカメタが意識不明で気絶していて、近くの河でピョミミーンが浮いていた。


さらに2日後。


久しぶりに登場の、王都グリグランでブルー王が玉座に座っていると、その背後から

「久しぶりだなブルー王」

「久しぶりなのよ」

「久しぶりなのよ」

「お久しぶりです……」

「お初にお目にかかるのじゃ」

という完全に蘇った全裸の五人にブルー王は気づくと取り囲まれていた。

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