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勇者へこみちの覇道  作者: 弐屋 中二


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中毒

1週間後


「へこみちボンバー!」

メルルーンはへこみちボンバー中毒になっていた。当然脳内だけだ。神が2発目のへこみちボンバーを突如町中で撃とうとしたので止めたのだ。


いや、あのな。スカッとするのは分かるがそろそろ魔王城に行こうな?


「私が!魔王様を!征服する!へこみちボンバー!」

メルルーンはもはや神の言うことを聞かず、全裸でキャットランドの町中の雑踏に走っていき、両腕を広げて叫んだ。当然警官がすぐ走ってきて逮捕された。


拘置所でも全裸のメルルーンは

「私は最強!へこみちボンバー!」

何度も叫んで脳内で幾度も拘置所を吹き飛ばした。その度に女性警官から

「うるさいぞ!」

注意が飛んでくるが、ポカンとした顔でそちらを見てまた

「へこみちボンバー!」

と叫ぶので、最終的には医療刑務所の一室へと拘禁されることになった。


分厚い鉄の壁に囲まれた防音の拘禁室の中、全裸のメルルーンが糞尿を垂れ流しながら

「へこみちボンバー!」

と叫ぶ。


お前、快楽に弱かったんだな……脳内でへこみちボンバーで破壊された景色に快楽物質が大量分泌されるようになってしまったか……中毒だな。仕方ないな。俺が直接操作させてもらうぞ。


メルルーンは突如白目を剥いて、鉄格子のある壁を向くと爆破した。そして開いた穴から出ていく。4階だった外に浮かび上がりながら平泳ぎで宙を飛んで去っていく。

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