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勇者へこみちの覇道  作者: 弐屋 中二


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58/71

3年後

それから3年の月日が流れた。


キャットランド改め、タピオカの里はタピオカを主力輸出産業にするという政策に当然の如く大失敗してハイパーインフレを起こし、財政破綻で貧困国家となり、荒ぶる民により捕まったうさぎめんは内乱罪、そしてトロミ剤を間違った使い方をした罪で、謝罪会見での厳しい追及の後に、処刑され、二代目へこみちたちは何処かへと姿を消した。


初代へこみちたちは魔王城へと3年前に向かったきり姿を消してしまい、すぐに人々から完全に忘れ去られた。


そんなある日の魔王城。


ベッドに座って足元のタブレットから、自らの手前に投射された立体映像に指や手で操作しながらレポートを書いている下着姿のまおが、大きく息を吐いて

「終わった……」

と言って壁にかかった黒いモニターに手を翳してつける。そこにはうさぎめんそっくりの裸の女性が寝ている様子が映し出されていた。

「うさぎめん1号は現地民から壊されちゃったけど、2号を私の代わりにここに配置しよう」

そう言いながら、反対側の壁を見る。

そこにはすっかり緩んだ身体になり、涎を垂らしている裸のヴァヴァンチーが股をいじりながら座っていた。乳房は伸び切って、腹は妊婦のように出っ張り、尻も二の腕も股も完全に緩みきっている。

「もういらないかなあ」

まおはそう言うと、モニターを消して扉からでていった。


3日後、世界は震撼した。


二代目魔王うさぎめんが魔王城で即位式を行い、前の魔王は跡形もなく何処かへと消えたのだ。そして3年間潜伏していたしょうもない奴らが動き出す……!はずだったが、全員疫病にかかって超獣王国ババーンのジャングルの片隅で無事に亡くなっていた。


これは、そんな四人の死骸にたかるある一匹のアリの話である……!

次回に続く!

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