素敵な言葉
「襲撃だー!」
叫び声が上がり、煙が出ている、超巨大な巨木の切り株の上に立つ神殿を眺めるポエミーは満足そうに
「これもわかっていた事なのよ。へこみちの棍棒は戦利品としてモンスターが奪い去って、それを王国兵が戦利品として持ってきたのよ」
傷一つないへこみちが血塗られた棍棒を持って路地裏の暗闇から姿を現す。
「楽勝だった」
「ギルドに戻るのよ」
二人は足早に歩いていく。
その頃
「ぷひゃああ!やっぱり無謀じゃったああ!」
空から一気に魔王城を襲撃しようとしたピョミミーンを魔法や砲弾の無数の弾幕が襲う。小舟を担いだピョミミーンは横移動や回転で避けまくるが、その度にへこみちたち3人は落ちそうになる。ピョミミーンは魔王城周辺を飛び回り、口から吐き出す水流で魔王城のそびえ立つ塔をいくつか破壊したあとに速度をあげ撤退し始めた。
数多くの漆黒のワイバーンたちが尻から激流を噴射して飛んでいくピョミミーンを追っていく。ピョミミーンは近くの谷に小舟を置くと、ワイバーンたちを迎え撃ち、腕を振り回し殴り続け、次々と落下させていき、追撃してきた魔物たちが去っていくと、再び小舟を抱えて何処かへと飛び始めた。何一つ戦闘と関係なかったへこみちたち3人は、船内で吐き散らかして失禁までして汚らしく気絶していた。
その頃
へこみちたちはギルドでマスターに血塗られた棍棒を渡して
「やべー呪物持ってきたな。シロカミから付け狙われている理由もこれだろ」
「違うな」「違うのよ」
「……」
二人から同時に否定されたマスターはしばらく固まった後
「とりあえず、少し欠けているところを削るぞ」
と言いながら棍棒の赤黒い表面をナイフで削ると、細かくしてポエミーに渡した。ポエミーは迷わず飲み込み頷く。マスターは大きく息を吸ったあと
「真に不幸なのは、よく分からないままに書き連ね、何か難しいことやろうとして、基本をおろそかにしたまま、変なシリーズと変な文体を作り上げ、ファンも居らず、そして難しくない事を今更やろうとしている何かだ。そういう人に私はなりたい」
と述べたあとに
「神は死んだ、そして、パブリックビューイングも死んだ。フォロワーもお気に入りもみんな死んだ。星は瞬かない、ただ、いいねだけは残った。しかし1点は心に消えない傷をつけた……もはや神は死んだのだ!大いなる午後がきた!暴いておやりよバルドンキー!」
ポエミーはニコリと微笑んで
「ゲーテもニーチェもそんな知らないのが丸わかりなのよ、苦し紛れにkenziもKENJIも混ざっていたのよ」
次の瞬間には
「喝!」
と叫んだギルドマスターから左右の頬を叩かれていた。ポエミーは頬を赤く染めて
「凄い言葉が浮かんできたのよ……cattlemutilation,analpracticeteacher,hydro洗浄まぐなむ……寺の門上に五穀豊穣、夜露死苦買収、サービス残業休日出勤、露出徘徊、mott◯rfuc◯er◯ssholef◯ckyoubit◯h……こんなにも素敵な言葉が溢れてくる……これがゲーチェの世界なのね……」
感動した様子のポエミーにギルドマスターはホッとした顔となり
「どうやら成功したようだな、次はそっちの兄ちゃんだ」
「まかせろ。いよいよだな」
へこみちは気持ち悪い笑みを浮かべる。




