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第三話 現状の確認と今後の目標

ステータス

【名前】レノ・ヒイラギ

【種族】人間族 【性別】男 【年齢】0歳

【レベル】1

【称号】世界を超えし者

【HP】30/30

【MP】1000/1000

【筋力】1

【体力】1

【知力】30

【魔力】100

【幸運】5

【ユニークスキル】魔法創造・森羅万象

【スキル】なし


目の前に現れたステータスを二度見、いや三度見しつつ俺は内容を確認する。


年齢が0歳なのは俺が赤子に転生したからだろう。


っていうか!俺今森の中にひとりぼっちで放置されてる状態なんだった!これは早急に生きるための方法を探さないといけなさそうだ。とりあえず俺の能力を見てこう。


ステータスの中でまず目を引くのは明らかにレベル1にしてはおかしいだろうMPとその他のステータスとは一線を画している魔力だろう。これは俺にとって大きなアドバンテージになるはずだ。


次に見るべきはやはりユニークスキル魔法創造と森羅万象だろう。まあ魔法創造は字面から効果の想像はつく。

てかやっぱりあるんだな魔法。ますます異世界って感じがする。


魔法創造はいったん置いておいて、森羅万象とはどんな能力なのだろうか。

まあこちらも字面を見るに情報系の能力だと思う。それだと王道なのは鑑定とかだろうか。


そう考えて俺は森羅万象でユニークスキル魔法創造を鑑定するよう意識してみる。すると、


ユニークスキル魔法創造 自身が創りたいと願った魔法を想像する能力。魔法を創るにある程度の正確なイメージが必要であり、創れる魔法は魔力が上がるにつれて強力なものが創れるようになる。既存の魔法は見ただけで習得が可能。


このような説明がステータスに表示された。まあ大体想像通りな能力だ。ただ、見ただけで魔法が習得できるってのは驚いた。まさにチートだ。森羅万象は思った通り鑑定系の能力だったな。この調子で他のステータスも森羅万象で見ていく。


HP なくなると死ぬ。

MP 魔法や一部のスキルを使用する際に必要な力。身に纏うことで身体強化も可能。

筋力 肉体が持っている力。

敏捷 高いほど早く動ける。

体力 スタミナ。多いほど長く動ける。

知力 高いほど高度な魔法に影響を与える

運  幸、不幸を支配する


まあこちらも大体想像通りって感じだな。知力に関しては単純な頭の良さじゃなくて魔法の熟練度みたいなものっぽい。一応森羅万象の説明も見ておく


森羅万象 見たいと思ったものの情報を開示する。また、世界への質問権を有する。情報の開示はこれによるものである。


なんか思ったよりすごいことが書いてあった。世界への質問権ってなんだ?そんな状況じゃないのは分かってるが、気になって仕方がない。

うーん…試してみるか。

俺はいくつかの質問を行った。その結果をまとめるとこうだ。


まず、この世界は地球ではないらしい。そして、まあ俗に言う剣と魔法の世界のようだ。んで当然魔物と呼ばれるものもいる。そして、今俺がいるのはアルバート王国辺境にある魔の森と呼ばれる森らしい。強力な魔物も多く生息する危険地帯のようだ。


次にステータスについて。ステータスとは個人の能力を可視化したものであり、レベルの上昇や鍛錬によって上がるようだ。

そしてどうやらレベルとは魂の位階らしく、魔物を倒すことによってその魂の力を吸収してレベルアップする仕組みらしい。まぁ、ゲームの経験値システムみたいなもののようだ。


次に、先ほどを出てきた魔物についてだ。冒険者ギルドの基準によると魔物は強さによって

F,E,D,C,B,A,S

の7つランクに分けられているらしく。ランクごとの強さは次のようになる。


F 子供でも頑張れば殴って勝てる

E まぁ、武器があればいける

D 素人では倒せない

C 経験を積んだ冒険者なら倒せる

B 小さな村なら滅ぼされる。上位の冒険者が対応

A 中規模程度の街なら滅ぼされる

S 国が総出で対応してなんとか

SS 国が滅ぼされる。触らぬ神に祟りなし


とまぁ、こんな感じ。てかやっぱいるんだな冒険者。憧れるなぁ。

と、ひとまず憧れは置いておいて、現実を見よう。俺がいる魔の森には、基本的にCランク以上の魔物が彷徨いてるようだ。つまり今の俺は猛獣だらけの檻に放り込まれた子豚のような状態なわけだ。今後の方針としては早急に魔物と戦えるようになるレベルには強くなる。いや、それじゃあ面白くない。せっかく異世界に第二の生を受けたんだ。好きなようにやってやろう。そして、幸せになってみせる。


次回、やっとタイトル回収でそうです。

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