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【揺花草子。】(日刊版:2024年)  作者: 篠木雪平
2024年04月
98/365

【揺花草子。】[#4454] 新しいスタイル。

Bさん「そんなわけで今日は F1 日本 GP の決勝日であるわけだが、

    我々的にはまだその話はできぬのじゃ。」

Aさん「その喋り方なに?」

Cさん「大和撫子と来たら七変化と相場が決まってるでしょう。

    いろんなキャラが内在してるのよ。」

Aさん「ブリジットは別に大和撫子じゃないでしょう。」

Bさん「でもなでしこちゃんも撫子ちゃんも好きだよ?」

Aさん「好きだからって問題でもないんだよなあ。」

Bさん「ま、ともかくです。

    F1 日本 GP は直近の予報だとあんまり天気が

    よろしくないみたいですけれども、

    ぼくら的にはつい先日、東京のベイエリアを舞台に開催された

    フォーミュラ E 東京ラウンドはそこそこお天気に恵まれました。」

Aさん「んん。そうだったね。」

Cさん「私たちバーキン家はフォーミュラ E を視聴できる環境にあるから

    予選から決勝ラウンドまで一通り観ていたわ。」

Aさん「そうなんですね。」

Bさん「日本初開催となるフォーミュラ E の大会、

    どころか日本でフォーミュラカーによる公道レースは史上初。

    公道と言ってもコースの半分くらいは仮設のトラックなわけだけど、

    もう半分くらいは普段車が通行する文字通りの公道でした。」

Aさん「だね。ビッグサイト周辺の道路を使ったんだよね。」

Cさん「大会そのものは初回にしては及第点くらいの

    出来だったんじゃないかなと思うわ。」

Aさん「そうですか?」

Bさん「もちろんじゃあ来年も今年と全く同じで

    問題ないですねって言われるとそれは違うよって話で、

    確かにいくつか問題点はあったかなと思う。」

Aさん「問題点。」

Cさん「個人的には表彰式がビッグサイトの屋内に移動してって言うのが

    ちょっと間延び感があってどうかなと思ったし、

    トラックレイアウト自体もちょっと狭すぎかなと言う感じは

    あったんだけど、何より問題だと思うのは

    完全にマシンが浮いてるんじゃないかってくらい

    跳ねる箇所がトラック中にあると言う点ね。」

Aさん「あぁ・・・かなりすごかったみたいですね・・・。」

Bさん「場所的にはターン3の手前くらいの位置だったんだけど、

    ほぼ直角のターン2を立ち上がって次のターン3も直角のレイアウト。

    ターン3に入るためにアウト側にラインを帰る途中にこの段差があって、

    モメンタムが完全に直進方向に向いているわけでもないから

    着地の瞬間にリアが暴れてふらつくみたいな場面も

    頻発していた印象だよ。」

Aさん「おぉ・・・それは危ない・・・。」

Cさん「実際何台かのマシンは着地の衝撃で何かしら破損してしまう

    みたいな事もあったようだしね。

    破損で済めばまだしもだけど、コントロールを失って

    周りを巻き込んで壁に激突なんてなったら目も当てられないわ。

    あれは来年に向けて改善して欲しいところね。」

Aさん「確かに・・・。」

Bさん「もちろん来期も同じコースレイアウトを使用するとは限らないし、

    仮設トラックと言う建付けから考えたら来年はまた

    別なところにサーキットを作る事になるかも知れないわけだしね。」

Aさん「んん、そうか。なるほど。」


Bさん「なんなら国立競技場の陸上競技トラックを

    周回するコースになるかもだしね。」

Aさん「オーバルかな?」


 カントがないとさすがに無理ではないか。

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