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【揺花草子。】(日刊版:2024年)  作者: 篠木雪平
2024年03月
89/365

【揺花草子。】[#4445] バトルロイヤルスタイル。

Bさん「昨日は何かと議論の物種となるタイムペナルティに対し、

    MotoGP で採用されているロングラップペナルティが

    ある種の解決策になり得るんじゃないかと提言したわけですが。」

Aさん「んん、そうだね。」

Cさん「モナコとかシンガポールとかアゼルバイジャンみたいに

    コースレイアウトに余裕がないところではロングラップペナルティの

    導線を引くのがそもそも難しいと言うのがあるのかもだけど、

    パーマネントサーキットであればどこでも実現可能と思うのよね。」

Aさん「それはそうですよね。」

Bさん「多分反対派の意見としては、

    レーシングラインに合流する時の速度差がとか

    そう言う理由を付けてくると思うんだ。

    あとは普段走らない場所だと路面が汚れてて危険だとか

    そう言う感じかな。」

Aさん「うーん。

    まあダメな理由を挙げればいくつでも挙げられるだろうからねえ。」

Cさん「それは何かにつけそうよね。

    新しい事に文句を言う人は

    今までの有り様に変化が入る事を感情的に嫌って

    そもそも反対するために微細なマイナスポイントを

    さも大問題であるかのように悪し様に言うものだもの。」

Aさん「カトリーヌさん随分厳しいご意見。」

Bさん「ま、ともあれ、ぼくらは外で観ているだけだから

    好き勝手言えるってところは大いにあるのは前提として、

    ロングラップペナルティは個人的には比較的良く回っていると思うので

    FIA も一考に値するんではないかと言っておくよ。」

Aさん「ふむ。」

Bさん「何にせよ、ドライバーにしてもチームにしてもファンにしても、

    誰もが完全に納得できるペナルティと言うのは

    なかなか実現が難しいのだろうなと思う。」

Aさん「そうかな・・・。」

Cさん「そもそも裁定の基準にブレがあるでしょうと言う批判も

    依然として根強いものね。」

Aさん「あぁ・・・それは、確かに。

    こういう話はあんまりあれですけど国籍や地域によって

    優遇されたり不利益を受けたりとか、

    そもそもレースディレクターとドライバーやチームとの

    個人的な感情や印象が裁定に影響している場面が

    少なからずあるのではないかと言う意見もありますよね。」

Bさん「トラックリミットを目検でなく機械的な判定方式にすべきじゃないかとか

    審議も AI などを活用したほうが良いんじゃないかなんて言う

    提言もあったりするよね。」

Aさん「だね。

    トラックリミットに関しては技術的には難しくないだろうけど

    設備的にと言う課題の方が大きそうだけどね。」

Cさん「それでも、トラックリミットやジャンプスタート、

    ピットレーンの白線カットなどは

    機械的に判定できる分野だと思うし、

    その場で即不利益を被るようなテクノロジーを

    導入すればいいと思うのよね。」

Aさん「はぁ・・・。」


Bさん「コースをはみ出すと電撃を受けて

    パワーがなくなると爆発するとか。」

Aさん「F-ZERO かな?」


 最大99台が出走できる。

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