【揺花草子。】[#4425] バラマキ。
Bさん「昨日はご存知義賊伝説で知られる鼠小僧の話をしましたが。」
Aさん「しましたね。」
Cさん「義賊と呼ばれる人はフィクションの分野でも人気よね。
ご存知ルパンなんかも義賊的ポジションだわ。」
Aさん「ふむ。」
Bさん「自らの信念に従い盗みを成すかいとうUも
ある意味義賊かも知れないね。」
Aさん「うーん。そうかなあ。」
Bさん「史実がどうあったはさておいて、
強きを挫き弱きを助くヒーローとして持て囃された鼠小僧。
昨日も話した事ではあるけれども、お上の威光を笠に着て
私腹を肥やしたり自分勝手に振る舞う武士階級や悪徳商人たちを
ターゲットにして盗みを繰り返した彼。
取り調べでは武家屋敷なんかは外見が立派なだけで
一度忍び込んでしまえば事を成すのは簡単だったなんて事も
言ってたみたいだよ。」
Aさん「うーん。まあ、さもありなんって感じかな・・・。」
Cさん「阿部さんは昨日は自分に同じ事ができるとは思えないみたいな
事を言ってたけど、挑戦なくして勝利なしとも言うからね。」
Aさん「いや言ってもそれはあれですよね?
100の善行のためには1の悪事も許されるみたいなやつじゃないです?」
Bさん「自らの保身のために2度目の殺人に手を染めた
ラスコーリニコフのようにはなりたくないと言う事かな?」
Aさん「ラスコーリニコフはラスコーリニコフで人格破綻者だろ。」
Cさん「でも原資が悪事じゃなければ良いんじゃない?
自ら額に汗して稼いだ資産を貧しい人々、立場の弱い人々に
分け与えると言うのはとても素晴らしい善行だわ。」
Aさん「それは・・・まあ、そうでしょうけど・・・。」
Bさん「なので阿部さん明日はちょっと早起きして
通学路に立って道行く小学生たちに
1,000円ずつ配る活動をすれば良いと思うよ。」
Aさん「完全に事案!!!!!」
恐怖の1,000円配りおじさん。




