表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【揺花草子。】(日刊版:2024年)  作者: 篠木雪平
2024年12月
356/365

【揺花草子。】[#4713] なにがかけるかな。

Cさん「今日はブリジットはお休みよ。」

Aさん「んっ、お・おぉ・・・?」

Cさん「『いやブースの外にいるじゃないですか、

     アホ面してプリン食べながらティガ狩りに勤しんでるじゃないですか』

    みたいな顔をしちゃだめよ。」

Aさん「そんな事は思ってませんでしたが!!!」

Cさん「ま、ともかく、今日の収録はブリジットは不参加よ。」

Aさん「そ・そうなんですね。それは一体・・・何でまた・・・。」

Cさん「平たく言えばエロい話をするからよ。」

Aさん「平たく言いすぎでは!!?

    もう少し多少起伏を持たせても良いはずでは!!?」

Cさん「それは大平原の如きブリジットの容体を揶揄しているのかしら?」

Aさん「そんなつもりではないです!!!

    ブリジットがいないとカトリーヌさんエッジ鋭すぎですね!!!」

Cさん「ま、ともかくよ。

    今日は『ピタゴラスイッチ』の話をするの。」

Aさん「(あれさっきエロい話と言っていたのでは・・・?)」

Cさん「あのね、今年くらいから始まった新コーナーで、

    『タテひこヨコひこ』ってコーナーがあるのよ。」

Aさん「ふむ・・・。」

Cさん「ものすごく単純に模式化したプリンター、もう少し専門的に言えば

    ペンプロッターって言うタイプの機械が登場するんだけど、

    そのヘッド部がヨコひこ、ローラー部がタテひこって名前なの。

    ヨコひこにはペンがセットされていて、

    ヨコひこが横に動けば横の線が描けるし、

    タテひこが紙を縦に引っ張れば縦の線が描けると言う寸法ね。」

Aさん「ふむふむ、なるほど。」

Cさん「で、2人が協力してキリンとかトンボとかヨットとかを描くわけ。

    難しそうな線も横と縦の線の組合せで描けるんですよ、みたいな

    ピタゴラスイッチらしく一見複雑に見えるものも

    シンプルなものに細分化できるんですよと言う学びを得られるわけね。」

Aさん「ほほう。」

Cさん「で、ある日、2人は思い立つのよ。

    2人一緒に動いたらどうなるだろう?と。」

Aさん「2人一緒に・・・?

    それはつまりヘッドと紙送りが同時に動くって事ですよね?」

Cさん「どうなると思う?」

Aさん「そりゃもちろん、斜めの線が描けるんじゃないですか?」

Cさん「本当にそう思う?」

Aさん「いや、そりゃ、そうなんじゃないんですか・・・?」

Cさん「それも1つの答えだと思うけど、

    私はもう少し違う考えもあると思うの。」

Aさん「違う考え?」


Cさん「2人一緒に動いたら

    もっと気持ち良くなれるんじゃないかしら?」

Aさん「何言ってるんですあんた!!???」


 ブリジットがお休みで良かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ