【揺花草子。】[#4692] 絶望的な状況。
Bさん「そんなこんなで今日から12月。
全日本教職員マラソン大会のスタート日です。」
Aさん「師走にそんな大会が開催されるの?」
Cさん「マラソンかどうかは何とも言えないところはあるわね。
ステージに分かれたコースの総合タイムを競う競技かも知れないし。」
Aさん「何ー・何パンですかね。」
Bさん「12月と言えばホリデーシーズン。
お財布の紐も緩みがちで、ホリデーギフトの市場規模は
ますます拡大の一途であります。」
Aさん「んん、まあ、そうなのかな。」
Cさん「今年は阿部さんも私たちのために
PS5 Pro を2台用意してくれるって言うんだから
ありがたい話だわ。」
Aさん「ちょっ!! 何言ってくれてるんです!!?
そんな話聞いてませんけど!!」
Bさん「サプライズだよ。」
Aさん「全然嬉しくないサプライズなんだけど!!
それにきみらの分を用意するならまず自分の分を手配するよ!!」
Cさん「さす阿部。
そう言うところだと思うわ。」
Bさん「そう言うところだよね・・・。」
Aさん「何だよもう!!」
Cさん「ギフトを贈る側のマインドと言うか
ホスピタリティの欠片もない感じが
何と言うか本当に・・・いやダメって言うんじゃないけど、
まあ有り体に言えば浅ましいわよね。」
Aさん「随分と酷い事を言われている・・・。」
Bさん「まあでもしょうがない。
大切な人たちに喜んでもらう事がいちばんの喜びだけど
そのためにはまず自分が満たされていてこそだってマインドは
現代においてはまあまあ多数派ではないかとも思うし。」
Aさん「ん・んん・・・。」
Cさん「誰だって自分の身を犠牲にしてまで
人のために尽くしたいとは思わないものね。
いや誰だっては言い過ぎかも知れないけど、
そう言う高尚な心持ちを持っていられるのは昨今は
聖人君子の類いの如く貴重な存在かも知れないわ。」
Aさん「は・はぁ・・・。」
Bさん「だって阿部さんがいざと言う時に
メガンテとかメガザルとかを唱えるイメージ
正直全然ないもんね。」
Aさん「全然って事なくない!!?」
覚悟とは犠牲の心ではないからね。