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【揺花草子。】(日刊版:2024年)  作者: 篠木雪平
2024年11月
332/365

【揺花草子。】[#4689] 個人主義。

Bさん「今日も引き続き『ドラゴンクエスト III HD-2D リマスター』の

    お話をしてやりたいんですがかまいませんね!!」

Aさん「何でフーゴみたいな物言いなの?」

Cさん「阿部さんがクサレ脳ミソだからよ。」

Aさん「ちょっとキレやすすぎじゃないですか?」

Bさん「今回新たに追加された新職業『まもの使い』だけど、

    中盤以降は回復役としてはちょっと力不足と言わざるを得ないと

    我々は評価しています。」

Aさん「まあ・・・そうだねえ。」

Cさん「作戦を『バッチリがんばれ』にしておくと

    『岩石おとし』や『まものよび』と言った MP の消費の多い特技を

    乱発する特性があるわね。

    まもの使いはもともと MP の成長率が大して良くないから

    放っておくとあっと言う間に MP が枯渇してしまいがちだわ。」

Aさん「確かにそうです。

    いやここでそれ使わなくても良くない!?みたいな場面ありますよね。」

Bさん「そうなんだよね。

    『ガンガン行こうぜ』は常に持てる最大火力を

    ブチ込もうとする挙動になるけど、

    『バッチリがんばれ』は状況に応じてフレキシブルに

    行動を選択すると言うのが基本的な挙動だよね。

    けど、今までもそうだったかな?って感じはあるんだけど、

    何と言うか『自分がフィニッシャーになる』と言う意識が

    とても強い行動をするように見えるんだよね。」

Aさん「んん?」

Cさん「例えばそうね、複数の種類のモンスターが現れたと仮定するわ。

    モンスターAは2匹、HP 60 くらいで呪文耐性そこそこあり、

    モンスターBは4匹で HP 100 くらいでヒャド系が特効とするわ。

    こういう状況だと最初にターンが回ってきた魔法使いは

    殲滅を目標としてだいたい全体攻撃である

    ヒャダインかマヒャドを撃っちゃうわよね。」

Aさん「んん・・・そうだと思います。」

Bさん「けど魔法使いのターンの後には勇者や戦士の行動が控えていて、

    これらはモンスターAを一撃でやっつけられるくらいの

    力があるとする。

    だとすれば、省エネ思考的に考えれば

    魔法使いはヒャドが特効のモンスターBのグループに対して

    ヒャダルコでさくっと片付けてしまい、

    モンスターA2匹は勇者や戦士に任せる方が節約になるわけだ。」

Aさん「ふむ。

    そう言う選択ができずに自分のターンで決着を付けようとする挙動が

    自分がフィニッシャーになろうと言う意識って事か。」

Cさん「そう言う事ね。

    パーティーで戦ってるんだからもっと仲間を信頼して

    後続に任せて欲しいとも思うんだけど、

    『俺が俺が』って感じで

    ゴール前に張り付いてただただロングパスを待つだけの

    得点力は確かなものを持つがチームへの貢献の意識の低い

    俺様フォワードみたいな行動スタイルなのが気になるのよね。」

Aさん「その例え。」


Bさん「『じゅもんせつやく』がなくなったのが惜しいよね。」

Aさん「それもうだいぶ早いうちになくなったけどな?」


 FC版『ドラクエ VI』と SFC 版『ドラクエ V』のみで存在。

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