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【揺花草子。】(日刊版:2024年)  作者: 篠木雪平
2024年11月
324/365

【揺花草子。】[#4681] それのみをみつめて。

Bさん「近頃は日曜日の夜23時から

    『坂の上の雲』が再 OA されていますね。」

Aさん「んん。そうだね。」

Cさん「オリジナルは2009年から2011年にかけて足掛け3年、

    年末に集中 OA されたわね。」

Aさん「そうでしたっけね。」

Bさん「オリジナルは1話90分の前13回だったけども、

    今回の総合での再 OA のフォーマットは

    1話を2つに分割して45分構成で全26回の形になっているよ。」

Aさん「ふむふむ。」

Cさん「10月からは BS 4K でオリジナル通りの

    90分構成で OA されているようよ。」

Aさん「なるほど。」

Bさん「で、総合での OA は中盤の頃合い。

    作中では日清戦争で見事勝利を収めた日本が

    一躍世界の列強に名を連ね始めた、と言う段です。」

Aさん「んん・・・。」

Bさん「秋山兄弟はそれぞれ陸軍・海軍で順調に出世中。

    その一方正岡子規は病が大分進行して来ており

    病の床にありながら自らの命を削るように捜索を続けている状況。」

Aさん「おぉ・・・。」

Cさん「そんな中、アメリカ留学を控えた真之が

    地元松山で療養中の子規を訪ねるシーンがあったの。

    子規は妹の律さんの介護を受けながら真之と旧交を温めるの。」

Aさん「ふむふむ。」

Bさん「律さん、真之は『りーさん』と呼んでいるけども、

    個人的にはりっちゃんとお呼びしたい。

    既にいい年頃のりっちゃんだけど、

    兄である子規のお世話を優先したいから結婚はしないと言い切る。

    そしてその言葉の背後には真之への淡い思慕が見え隠れするわけです。」

Aさん「おぉ・・・。」

Cさん「端的に言ってりっちゃん可愛すぎだと思うわ。」

Aさん「そ・そうですか。」

Bさん「持ち前の才覚を発揮し、海軍でどんどん出世していく真之。

    そんな真之の様にりっちゃんは幼馴染が時を経るごとに

    遠くに行ってしまうような切ない感情も抱いていた。

    真之自身はまだ淳五郎と名乗っていた松山で暮らしていた頃に

    兄やのぼさんと野山を駆けずり回っていた頃から

    特に心根は変わっていないけれども、

    それでも彼を取り巻く環境はものすごい勢いで

    変わっていっているわけでね。」

Aさん「んん-・・・。」

Cさん「そんな真之に、りっちゃんは寂しさを滲ませた表情で

    こう言うのよ。

    『送り出すたびに淳さんはどんどん偉うなっていく・・・』」

Aさん「んん・・・りっちゃん切ないですね。」


Bさん「阿部さんはどんどんエロうなっていくよね。」

Aさん「なんだと!!???」


 さらにこの上があるのか。

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