【揺花草子。】[#4679] 不穏分子。
Bさん「昨日は去るブラジル GP で3番手からスタートした角田選手、
『今日がその日か』と言う期待が満ち溢れたが
ウェットコンディションでのセーフティーカーにその期待を阻まれて
何だよって言う気持ちになったと言うお話をしました。」
Aさん「んん、まあ。」
Cさん「その一方、今回のこの躍進はやっぱり雨のおかげだったと見るのが
適切な見方だとも思うわ。
ドライコンディションでは今のレーシングブルズのマシンでは
頑張って Q3 には行けたとしても
決勝でその順位を守るのはかなり難しいくらいの戦力だもの。」
Aさん「確かにそうですね・・・。」
Bさん「ただ今回のブラジル GP で角田選手が7位、ローソン選手が9位と
チームとしてダブルポイントを稼げたので
コンストラクターズランキング争いではググっとハースに近づいた。
ハースが揃ってノーポイントに終わったのも大きいね。」
Aさん「そうだね。」
Cさん「それでもアルピーヌの2台がダブル表彰台でポイント荒稼ぎで
一気にランキング6位に飛び込んで来ちゃったからね。
レーシングブルズ的にはこの上ない素晴らしい結果を手繰り寄せたのに
その結果として逆にランキングが下がったって言うんだから
やるせないわよね。」
Aさん「まあ・・・あれはまあ事故みたいなものだと割り切るしか・・・。」
Bさん「とは言えこの先最後のトリプルヘッダー、
ラスベガス GP、カタール GP、そしてアブダビ GP。
いずれも乾燥地帯のレースであり、
レインコンディションに期待するのはちょっと無理筋でしょう。」
Aさん「それは確かに。」
Cさん「ゲームなら天候も自由自在だけどね。」
Aさん「そりゃゲームならそうでしょうよ。」
Bさん「ともあれ2024年シーズンも残り3戦。
先日ザウバーのもう1席は F2 で現在ランキング首位の
ボルトレート選手が座る事が決定して、
2025年の陣容はレーシングブルズの1席を残すのみとなりました。」
Aさん「まあ、形の上ではそうだね。」
Cさん「レッドブル陣営は2年契約をしているペレス選手の首元が
だいぶお寒い感じになって来ているわね。
このアメリカ大陸3連戦も合わせて7ポイントしか上積みできてなくて、
これはトップ4チームのドライバー8人の中で断トツでドベだわ。」
Aさん「んん・・・。」
Bさん「前々から言っているように F1 では契約は実質的には
『行けたら行く』よりも弱い口約束くらいの意味しかなくて
大袈裟に言えば容易に覆し得るものだ。」
Aさん「それは確かにそうだが・・・。」
Cさん「もちろんその容易さの背後では
莫大なお金が動くって言う前提があるけどね。」
Aさん「でしょうさ。」
Bさん「だから来年から2年契約を結んでいるペレス選手だって
決して安泰と言うわけではない。
ただその一方、レッドブルが来年も今年後半のように
表彰台にも汲々とするような戦力しかないとしたら、
フェルスタッペン選手が愛想をつかして長期契約を破棄して
チームを出奔する可能性だって決してないわけじゃない。」
Aさん「それは・・・まあ。
フェルスタッペン選手は F1 で走りたいんじゃなくて
F1 で勝ちたいって言うマインドだもんね。
勝てないならチームを離れるとか普通に考えそう。」
Cさん「そうね。
そして勝てるチームのシートが空かないようだったら、
『じゃあもう良いわ』って言ってあっさり F1 を去る事だって
特段躊躇がないと言う危うさもあるわ。」
Aさん「んん・・・。」
Bさん「今のドライバーやチームを取り巻く環境に
何となしに居心地の悪さと言うか窮屈さを感じているのも
そう言う憶測を加速させている気がするね。」
Aさん「確かに。」
Bさん「阿部さんも不平不満を言い過ぎていると
『そんなん言うならお前もう明日から来るなよ』
って言われちゃうよ?」
Aさん「ぼくそんな不平不満言ってるかい?」
意見は尊重する。