【揺花草子。】[#4678] 激しく打ちつけるような。
Bさん「ちょっと間が空いてしまいましたが、
F1 2024年シーズンはアメリカ大陸3連戦が終了し
残り3戦となっています。」
Aさん「んん、そうだね。」
Cさん「最後の3戦もトリプルヘッダーって言うのが大変よね。
『またアメリカかよ』って思っているチームスタッフも
いるんじゃないかしら。」
Aさん「それは・・・そうかも知れませんが・・・。」
Bさん「アメリカ・ラスベガスが舞台となる次戦だけど、
例によって現地時間土曜日夜の決勝と言う事もあり
我々的にはたいへん観戦しやすい時間帯のセッションとなるね。」
Aさん「だね。」
Cさん「逆にナイトレースになるその次のカタールGP は
かなり深い時間に決勝スタートになっちゃうけどね。」
Aさん「おぉ・・・。」
Bさん「ま、ともあれ、です。
直近のレースとなったブラジル GP は波乱だらけだったね。」
Aさん「波乱だらけだったね・・・!」
Cさん「2026年以降の新レギュレーションに対応したエンジン開発を
辞めると宣言したアルピーヌがここに来て
ダブル表彰台だものね。
さすがに驚いたわ。」
Aさん「驚きましたねえ。」
Bさん「そしてレーシングブルズの我らが角田選手は
ウェット模様のセッションとなった予選で自己最高記録の
3番手をゲット。
マシンの差がドライほどは出なくなる、
つまりドライバーの腕で上位との差を詰めやすくなる
ウェットコンディションでこの上ない素晴らしい結果を見せたね。」
Aさん「そうだった!
セッション終盤までタイムシートのトップにいたから
『これはもしかしてもしかすると・・・!!!』って思っちゃったよね。」
Cさん「本当にそうよね。
過去日本人ドライバーで予選最高位は
ご存知琢磨選手と可夢偉選手がそれぞれ2番手を記録しているけども、
ポールポジションはまだないからね。
その壁がついに壊れる時が来たかと思ったわ。」
Aさん「そうでしたね・・・!」
Bさん「それでもドライだったら Q3 に進出するだけで十分快挙な今の戦力で
トップ3に名前を刻んだのはとても素晴らしい事だよ。
決勝に向けても調子が良さそうだったし、
『今日が「その日」じゃないか』って本気で思った。」
Aさん「うんうん。」
Cさん「決勝は上位を走っていた角田選手たちが
フルウェットに変えた直後にセーフティーカーが導入され、
更にセーフティーカー運用中にクラッシュが発生して赤旗に移行。
これによってステイアウトを選択していたフェルスタッペン選手と
アルピーヌの2人がノーリスクでタイヤ交換する事ができ、
その結果この3人が表彰台を占めたと言う結末になったわ。」
Aさん「そうでしたね・・・。」
Bさん「色んなところでいろいろ分析されてはいるけれども、
クラッシュによる赤旗はもう仕方ない事としても、
率直に言えばフルウェットなら問題なく走れる状況で
インターだと危険だからセーフティーカー、って言う判断は
ちょっと本末転倒ではない?とは思うよね。
セーフティーカーの導入があと1, 2周あとだったら
角田選手が表彰台に、何ならその真ん中に立つ事だって
十分にありえた話だよ。」
Aさん「まあ・・・それは完全にタラレバでしかないけどな・・・。」
Cさん「その通りね。
結局はステイアウトを選んだのが正解だったわけで、
フルウェットで走らなきゃいけないようなコンディションでは
レースはしない、と言うのが
大まかに言えば今の FIA の方針と言えるんじゃないかしら。」
Aさん「そうですね・・・じゃあ何のためのフルウェットよって感じは
しますけどね・・・。」
Bさん「最後の3連戦でフルウェットを使うような場面が出たら
どう判断するか見ものだね。」
Aさん「残り3戦はどこも砂漠地帯だけどな?」
非常に稀に災害級の豪雨が降る事もあるそうですよ。