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【揺花草子。】(日刊版:2024年)  作者: 篠木雪平
2024年11月
312/365

【揺花草子。】[#4669] クソバカヤロウ。

Bさん「雲のジュウザっているじゃないですか。」

Aさん「雲のジュウザって・・・『北斗の拳』の?」

Cさん「あら知ってる?」

Aさん「もちろんです。

    南斗五車星の1人ですよね。」

Bさん「その通り。

    南斗五車星のメンバーの名前ぜんぶ言える?」

Aさん「えー・・・言えると思うなあ。

    海のリハク、炎のシュレン、風のシューイ、山のフドウ、

    それに雲のジュウザじゃない?」

Cさん「惜しいわ。

    そんな表彰台でシューズにシャンパンを注いで飲むスタイルじゃないわ。」

Aさん「えっ・・・シューイじゃなく・・・なんでしたっけ?」

Bさん「風のヒューイだね。」

Aさん「あぁ・・・そうかそうか、そうだったか・・・。」

Cさん「でもしょうがないわ。

    五車星の中でもかなりのキーキャラ感満点で出てきた

    筆頭格である海のリハクや

    ケンシロウを除けばあの拳王ラオウに土を着けた

    唯一の存在である山のフドウ、

    そしてラオウとの壮絶な戦いを演じた件の雲のジュウザと較べると

    シュレンやヒューイは撫で斬りのようなレベルで倒されていて

    ほとんど見せ場がなかったからね。」

Aさん「はぁ・・・。」

Bさん「そんな中今日は最初に話した通り

    ラオウと壮絶な戦いを繰り広げ見事な散り際を見せた

    雲のジュウザの話題です。」

Aさん「んん。」

Cさん「改めて調べてみて分かったんだけど、

    雲のジュウザはユリアに惹かれていたんだけど

    実は彼女はジュウザの異母妹だったの。」

Aさん「えっそんな関係だったんでしたっけ?」

Bさん「それを知って絶望した彼は南斗五車星としての役割を放棄し、

    まさに雲の如く何者にも縛られない自由な生き方をしていた。

    けど南斗の危機に際し、その最後の将の正体がユリアである事を知り、

    彼女のために命を賭ける事を決意。

    決死の思いでラオウに挑むわけだよ。」

Aさん「おぉ・・・。」

Bさん「我流無型の拳を操りラオウを翻弄したジュウザ。

    さっきも話したようにその散り際は実に印象的であり、

    登場したばかりの頃のチャラい優男のイメージを覆す

    たいへん素晴らしい活躍であったのだと思うの。」

Aさん「んん。そうだねえ。」

Bさん「そんなわけでファンからの人気も高い雲のジュウザ。」

Aさん「うん。」


Bさん「阿部さんはさしずめ

    『屑の重罪』だね。」

Aさん「唐突な罵倒酷すぎない?」


 散り際は美しくはなさそう。

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