【揺花草子。】[#4660] 時を告げる。
Bさん「11月14日の『ドラクエ III HD-2D リマスター』リリースまでの
間を縫うように最近ぼくは先頃フルリメイクがリリースされた
『サイレントヒル 2』をプレイしていますって話をしたよね。」
Aさん「んん、そうだね。」
Cさん「サバイバルホラーと形容される『バイオハザード』シリーズよりも
よりアドベンチャー寄りね。」
Aさん「そうなんですね。」
Bさん「で、実は先日一通り ED まで到達しまして。」
Aさん「おぉ。もう終わったんだ?」
Cさん「言っても20時間以上掛かったのかしら?
かなりのんびりやっていたのよね。」
Bさん「ん、そうそう。
のんびりしてたつもりはないんだけど、
例によってぼくらは初見では攻略サイトの類は使わず
自力でクリアする事を是とするし、
それに持ち前のフリーレンメソッドが今回も火を噴いて
行けるところは全部行き尽くしてから先に進むと言うスタイルなので
自然時間が掛かっちゃうんだよね。」
Aさん「フリーレンメソッドって火を噴くものなの?」
Bさん「で、シナリオは一通り終わったんだけど、
同作はいわゆるマルチエンディング。
しかもエンディングパターンそれぞれがトロフィーの条件になっていて、
つまりトロコンのためにはすべてのエンディングを
見る必要があるわけだよ。」
Aさん「おおお・・・それはなかなか大変だねえ。」
Cさん「それぞれの ED はいろんな条件を踏んだ末に辿り着くんだけど
幸いにも分岐が確定するのは割と終盤で、
そこまではできる限りどの ED にも分岐できるよう意識して進めば
何度も何度もプレイし直す必要はないみたい。」
Aさん「そうなんですね。」
Bさん「まあぼくはまだ2周目の途中なのでそれら多数の ED を踏んで
できる限りトロコンに近づきたいと思っているけれども、
2周ではちょっと終わらないかもなとも思ってる。」
Aさん「ふむ・・・。」
Cさん「次が詰まってるからなるべく早く片付けたいわね。」
Aさん「まあそうですよね。」
Bさん「でね、同作なんですが、ネタバレはやめておくけども、
道中けたたましいサイレンが鳴り響く場面がある。」
Aさん「サイレン。」
Cさん「ナカPに聞いた話なんだけど、
ナカPが幼子だった頃は地域で時報サイレンと言うのがあって、
毎日決まった時間になると地区中に響き渡るような大音響で
サイレンが鳴り響いていたんですって。」
Aさん「あぁ・・・昔の田舎ってそう言うのあった印象ありますね。」
Bさん「で、こう言うのって地域によって何時になるかばらつきがあるらしくて、
ナカPが言うには11時半と17時に鳴っていたような気がする、
との話です。」
Aさん「ふむ。12時じゃないんだね。」
Cさん「12時に鳴るところもあるでしょうし、
地域によっては早朝や夜間に鳴るところもあるそうよ。
多くの地域ではこう言うサイレンは廃止され無くなって来てるんだけど、
場所によってはサイレンではなく音楽を鳴らすような形に変わって
今も続いてたりするみたいね。」
Aさん「ふむ・・・。」
Bさん「ま、つまり、ナカPにとってはこう言うサイレン音は
もはや遥か彼方と相成った幼き日々の憧憬の念を想起させる
サウンドなのだそうだ。
あの頃の夏休みに日差しを浴びながら聞いたサイレンで
そろそろお昼ごはんだと気付くような日々を。」
Aさん「んん・・・。」
Bさん「つまり『サイレンと昼』って事だよ。」
Aさん「何言ってんの?」
サイレンの近くに住んでた人は毎日さぞうるさかった事でしょうね。