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【揺花草子。】(日刊版:2024年)  作者: 篠木雪平
2024年10月
300/365

【揺花草子。】[#4657] 東国あ。

Bさん「昨日は通算話数が 4,656 回目の話数だったから

    言外に阿部さんに厚木シロコロホルモンを手配するよう促したけど

    阿部さんにはこれっぽっちも響かなかったね。」

Aさん「そんな事言われても正直困るなあ。」

Cさん「家から 10m 離れるごとに心拍数が10上がる阿部さんには

    厚木はちょっと遠すぎるわよね。」

Aさん「そしたらこの現場に来るだけでもう心拍数やばい事になりますけど?」

Bさん「そんなわけで今日は 4,657 回と言う事で、

    それにまつわるネタをお送りしたい。」

Aさん「語呂合わせネタに躊躇しなくなったな。」

Cさん「長い事ずっと封印していたのを安易な気持ちで解放したら

    あっけなくなし崩し的に語呂合わせネタ三昧よ。

    堕落感がすごいわよね。」

Aさん「ものすごい辛辣ですね。」

Bさん「ともかく今日は 4,657 回と言う事で、

    『読むゴナ』の話をします。」

Aさん「ゴナ? ゴナって・・・。」

Cさん「だいぶ前にも話した事があるわよね。

    ご存知写研さんのフォントよ。」

Aさん「やっぱりそのゴナなんですね・・・。」

Bさん「過去ログを紐解いてみると、

    以前に話したのは2016年の5月7日でした。

    5月7日だからゴナの話をするよって言うくだりだったよ。」

Aさん「安易な姿勢。」

Cさん「当時も話題に出したけど、ゴナって言うのは

    ゴシックの『ゴ』、

    それにこの書体をデザインしたデザイナーの中村さんの『ナ』で

    『ゴナ』なわけよ。」

Aさん「人の名前由来って珍しいですよね。」

Bさん「そうかも知れないね。

    地名由来のフォント名はたくさんあるけども。」

Aさん「『Osaka』とか『Chicago』とかかな。」

Cさん「意外なところだと『Helvetica』も地名由来何ですってよ。

    ラテン語で『スイスの』って意味だそうだわ。」

Aさん「そうなんですね。確かに意外です。」

Bさん「その一方『Noto』は『能登』ではなくて

    『No more Tofu』の略と言われているよ。」

Aさん「そんな話も前にした気がするなあ。」

Bさん「話を戻して『ゴナ』です。

    いろんなタイプフェイスがあり様々な場面で使われてきたけれども、

    写研さんが DTP 業界への進出に二の足を踏む中

    代替のフォントが数多く出回るようになり、

    現在はその姿を見る事は滅多になくなってきた。」

Aさん「うーん・・・。」

Cさん「保有する写研フォントを OTF 化してリリースする計画も

    あったそうだけど、残念ながら頓挫していたわ。」

Aさん「そうだったんですね。」

Bさん「そんな中、実は数年前国内 DTP 業界最大手の

    ご存知モリサワさんと組んで頓挫した写研フォントの OTF を

    リリースする計画が進み出した。

    そしてつい先日、今後数年で全100書体をリリースする事が

    発表されたわけだ。」

Aさん「ふむ・・・。」

Cさん「昭和から平成にかけて書籍・マンガ・広告などの

    あらゆる誌面や画面を彩ったかつての写研の書体が

    デジタルとなって復活するわけよ。

    そう遠からず色んな媒体でゴナを目にする機会が

    増えて来るでしょうね、」

Aさん「そうですかねえ。」


Bさん「『読むゴナ』ってこう言う事。」

Aさん「やっぱり無理っくり過ぎない?」


 言うな・・・。

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