表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【揺花草子。】(日刊版:2024年)  作者: 篠木雪平
2024年10月
295/365

【揺花草子。】[#4652] 道を拓く。

Bさん「ここ数日シーズン終盤へと向かっていく

    F1 2024 シーズンの話をしていたけど、

    この秋休みの間に他にも大きな話題が出て来ています。」

Aさん「大きな話題。」

Cさん「ハースとトヨタの協業ね。」

Aさん「あぁ、それですね。確かに驚きでした。」

Bさん「ル=マンのトヨタのガレージにハースの小松さんが訪れてたとか、

    逆にハースのガレージにトヨタ関係者が来ていたとか、

    そう言うのが今シーズン何度か目撃されていて、

    すわトヨタまさかの F1 復帰かなんて憶測もあったりしたけど、

    こう言う形で結実したのは少し驚きだね。」

Aさん「そうだね。

    まあハースはフェラーリの影響が大きいチームだから

    トヨタとの協業がどう言う分野で進んでいくのかは分からないけど、

    技術交流と言うのが大きなテーマみたいだから

    お互いのチームで人材の行き来なんかもあるかもね。」

Cさん「確かにそうね。

    競技のフィールドは違うけどもそれぞれのカテゴリで

    きっとエンジニア的には得るものがあるはずだわ。」

Aさん「ええ。」

Bさん「そして気が早い勢からはハースにトヨタ系のドライバーが乗る道筋が

    出来るんじゃないかなんて見る向きも。」

Aさん「うーん・・・まあ確かになくはないかもだけど・・・。」

Cさん「トヨタ系のドライバーで F1 界隈に居る選手と言えば

    真っ先にマクラーレンのリザーブを務める平川選手が挙がるし、

    今年 F2 に参戦している宮田選手も該当するわよね。」

Aさん「ですね。

    昨年平川選手がマクラーレンにリザーブとして入るってなった時は

    マクラーレンとトヨタの連携が進むのではなんて話題にも

    なってましたけども。」

Bさん「確かにそうだった。

    けど今のところはそう言った流れは見えないね。

    トヨタ云々別に平川選手にはフリープラクティスで

    マクラーレンから出走して欲しいなとは思うけど。」

Aさん「そうだねえ。」

Cさん「折しもシーズン終了後に実施の計画があったルーキーレースは

    残念ながら今年はポシャってしまったけど、

    ルーキーが走行機会を得るチャンスはもっと多くあると良いと思うわ。

    1シーズンのレース数も増えている事だから、

    例えば24戦のうちレギュラードライバーは20戦までしか出走できず、

    残り4戦はサードドライバーが出走しなければいけない

    みたいなルールにするとかも面白いんじゃないかしら。」

Aさん「おぉ・・・いろいろ大変そうですけど

    それはちょっと面白いかもです。」

Bさん「数10年前までは有効ポイント制だったりもしたわけで、

    色々メリットもデメリットもある制度だけど、

    何より若く勢いのあるドライバーがシートを得られずに

    才能を塩漬けにしたままを強いられるのは勿体ないよ。」

Aさん「確かにね。

    せっかく貯めたスーパーライセンスポイントが

    無駄になってしまう事もあるしね。」

Cさん「チーム数増とか各チーム3代目を許可とかそう言うのが難しくても、

    現行システムの枠内での工夫で何とかできないかとは思うのよ。」

Aさん「ふむ・・・。」


Bさん「そうすればぼくにもチャンスが巡って来るだろうし。」

Aさん「そうはならないと思うよ?」


 1回試させて欲しいと。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ