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【揺花草子。】(日刊版:2024年)  作者: 篠木雪平
2024年10月
276/365

【揺花草子。】[#4633] 犬も引き返すほどの。

Bさん「昨日は去る9月中旬から下旬の間の収録がお休みの期間中

    ナカPがソロツーに出掛けてたらしいと言う話をしたけど。」

Aさん「んん。そうだね。

    お土産にみのぶまんじゅうを買って来たと言う事は、

    また山梨に行ったって事なのかな?」

Cさん「細かく聞いたんだけど、

    フェリーで名古屋まで移動して、そこからこっちに戻ってくる途中に

    あちこち寄り道をするって言う旅だったんですって。」

Aさん「フェリーですか。

    へえ・・・。」

Bさん「そして『人は土から離れては生きられないのよ。』と

    嘯いたと言うよ。」

Aさん「なんでそんな亡国のお姫様みたいな科白を吐くの?」

Bさん「ま、ともかく1日くらい掛けて名古屋まで船で移動して、

    そっからこっちに戻って来たと言う話。

    名古屋近辺では清州城とか熱田神宮とか桶狭間とかを訪れたらしい。」

Aさん「信長かな?」

Cさん「2日目は吊橋巡りをして来たそうよ。

    千頭駅でBUTAKUSHI とか川根茶ソフトとかを食べたんですって。」

Aさん「おぉ・・・完全にゆるキャン△ツーリングですね・・・。」

Bさん「そしてその吊橋巡りのさなか、あの例の

    『八橋小道ラブロマンスロード』にも訪れたとか。」

Aさん「おっ! そうなんだ!?

    結構歩かなきゃいけないとこなんじゃなかったっけ?」

Cさん「あのシーンのあやちゃんの

    『ラブロマンスってこたーないでしょぉー。』

    って言い方がめちゃくちゃ可愛いわよね。」

Aさん「可愛かったですけども。」

Bさん「でも正直ホントなんでラブロマンスなんだろ?って思うよね。」

Aさん「え? うーん・・・。確かに・・・。」

Cさん「何でだと思う?」

Aさん「えー・・・それまたなんか膏薬貼りをやれって事ですかね・・・。

    んーそうですね・・・。

    あれじゃないですかね。美しい景色に見惚れて

    『綺麗だねー』『君の方が綺麗だよ』『やだもう・・・////』

    みたいなあれなんじゃないですかね?」

Bさん「安っす!!!阿部さん安っす!!!

    阿部さんの考えるラブロマンスペラッペラだね!!!」

Aさん「うううううるさいよ!!!////

    無理っくり捻り出した努力だけでも買ってくれよ!!!」

Cさん「そこらへんの自分に対する OK ラインの低さは

    昨今何かと話題の自己肯定感の低い若者に見習って欲しいものね。」

Aさん「いやそんなん言われてまで見習われたくないですけども。」

Bさん「阿部さんが言うのもそりゃ一理あるかも知れないけど、

    ぼく的にはもっと的確な説があると考えているんだ。」

Aさん「もっと的確な説・・・?」


Bさん「ズバリ『吊り橋効果』ってやつじゃないかと。」

Aさん「そう言う勘違いから来るやつなの?」


 確かにヤバめの吊橋を渡ったけども。

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