【揺花草子。】[#4610] 将来の計画。
Bさん「昨日はサマーブレイクが明け再開した F1 シーズンについて、
中断前と同様レッドブルの凋落が止まらないと言う話でした。」
Aさん「んん。そうだねえ。」
Cさん「調子が良いのは間違いなくマクラーレンなんだけど、
直近のイタリア GP では勝ったのはルクレール選手だったわね。」
Aさん「そうでした。
してやられたって感じでしたね。」
Bさん「いろんなところで言われている事だけど、
チャンピオンシップ争いから長らく遠のいていたマクラーレンは
いわゆる『勝ち方』を知らない、と評されているね。
フェラーリだってそんなにそんなに勝てているわけではないけど、
それでも毎シーズン何回かは勝てているわけで、
勝ち筋に対する嗅覚はマクラーレンよりは優れていると。」
Aさん「うんうん。
今回もライバルであるレッドブルばかりを見ていて
目先の敵であったルクレール選手が
1 ストップで行くんじゃないかと言う可能性を
全く考慮できていなかったよね。」
Cさん「その通りね。
そのくせ『パパイヤルール』なんて言う
『お互い争って良い』と言う無線を飛ばしたりしてて、
完全にフェラーリに出し抜かれた格好だったわ。」
Bさん「逆に言えばフェラーリの勝ち筋はそこしかなかったわけで、
その難しいミッションをうまくやり遂げたルクレール選手は
本当に良くやったと言えるわけだけど、
そのぶんマクラーレンの戦略的な稚拙さが目立つ格好になっちゃったね。」
Aさん「うーん・・・。」
Cさん「何よりチャンピオンシップに対してちょっと楽観的、
あるいは最初から期待していないような姿勢にも見えるのよね。
少なくとも今この時点の状況を考えればチームとしては
よりチャンピオン争いに近いノリス選手の獲得ポイントを
最大化する事をこそ目指すべきなのに、
今なおピアストリ選手にも勝つチャンスを平等に与えているわ。」
Aさん「そこは・・・確かにそうですね。
明確にナンバー1ドライバーを決めるつもりはない
みたいな態度ですよね。」
Bさん「これがね、もうフェルスタッペン選手から150点ぐらい離されてて
よっぽどの事がなければ逆転不可能ってぐらいだったら
別に良いかも知れないんだけど、
今の状況ってうまくやればダブルタイトルだって
そんなに非現実的じゃないんじゃないってぐらいの差じゃん。
その状況でチーム内でポイントを食い合ってるのって
ちょっと不合理に思えるんだよね。」
Aさん「まあ・・・うーん・・・。」
Cさん「もちろんチーム内でのいろんな力学もあるでしょうし、
もしかしたら契約に由来する何かがあるのかも知れないわ。
それに数年後にはノリス選手よりもピアストリ選手の方が
優れたドライバーに成長する事だって考えられるわ。
だとしても少なくとも今年はチャンピオンに近いのはノリス選手だし、
本気で獲りに行くのであればチームはピアストリ選手を
『申し訳ないが今期はランドのサポートに徹してくれ』
『来年はきみにもチャンピオンのチャンスを与えるから』
と説得すべきだと思うのよね。」
Aさん「そこは難しいところですね。
今年巡って来ているこれが千載一遇のチャンスなのか、
来期もこのパワーバランスが続くと見ているのか、
そこでも変わって来そうな気がします。」
Bさん「浅木さんもおっしゃってたけど
カスタマーであるマクラーレンがワークスを差し置いて勝つチャンスは
PU の開発が凍結されている来年までしかないと言うのは確かだと思う。
来年になれば来年になったでまたマシンの競争力の差は
今年とは変わってくる事だって考えられるし、
そう考えたらチャンスが巡って来たなら遮二無二
掴みに行くべきだとも思うんだよね。」
Aさん「そうだねえ・・・。」
Cさん「直近の報道ではマクラーレンも事ここに至っていよいよ
チーム内序列を定めようと考え始めているみたいな話も聞こえるけど、
シーズンが終わった時に
『その決断をもう3戦早くしておけば』みたいな事に
ならなきゃ良いけどとも思うのよね。」
Aさん「んん・・・あぁ・・・まあ・・・それは確かに・・・。」
Bさん「阿部さんも今のうちに PS5 Pro の事
考え始めておいた方が良いよ。」
Aさん「出るかどうかも分からないのに!!???」
現行機の価格改定もありましたね。