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【揺花草子。】(日刊版:2024年)  作者: 篠木雪平
2024年09月
246/365

【揺花草子。】[#4603] 自在に形を変える。

Bさん「屁のつっぱりはいらんですの。」

Aさん「何その中途半端なお嬢様みたいなキン肉星王子?」

Cさん「今は大王よ。」

Aさん「そうですけども。

    どっちにしても屁とかいらんとか半端ですって話で。」

Bさん「じゃあもう少しお上品に言った方がよろしいかしら。

    おならの・・・ヤンキーはいりませんの。」

Bさん「おならってお上品か?」

Cさん「放屁の事を上品に『お鳴らし』と言ったのが縮まって

    『おなら』になったと言う話よ。」

Aさん「ああ・・・そうなんです?

    じゃあそれはそれでいいとして、

    でもつっぱりとヤンキーはどうですかね・・・?」

Bさん「じゃあこれでいかがかしら。

    転失気の不埒者はご遠慮致しますわ。」

Aさん「転失気は上品な言葉ってわけじゃないだろう。

    お医者さん界隈の言葉だろう。」

Cさん「棚から落として割れたり味噌汁に入れて食べちゃったりするのよね。」

Aさん「そうですけども。

    近所のお宅に借りに言ったりしますけども。」

Cさん「それに不埒者はお姫様とかが言いそうでしょ?」

Aさん「言いそうですけども。

    言葉の意味は分かりませんがとにかくすごい自信だとは思いますけども。」

Bさん「ま、ともあれ、『キン肉マン』が面白いですって話です。」

Aさん「まあそう言う話をしたいんだろうなとは思ったけど・・・。」

Cさん「私達は当然リアルタイム世代じゃないけど、

    世代の人達にはかつて血で血を洗う争いを繰り広げた悪魔超人たちが

    こちらサイドで戦ってくれてる様に心が熱くなるんじゃないかしらね。」

Aさん「そうだと思います。

    まあ厳密には正義超人サイドというわけではなく

    利害関係が一致しているだけと言う事はありますけど。」

Bさん「キン肉マンの魅力の1つとして、たくさんの超人たちが各々繰り出す

    様々な技があるじゃないですか。」

Aさん「あるねえ。

    作中ではフェイバリットって呼び方がされているよね。」

Cさん「そうね。

    主人公のキン肉マンにはキン肉バスターとかキン肉ドライバーなんて

    フェイバリットがあるわよね。」

Aさん「ですね。

    テリーマンはスピニング・トゥ・ホールドとか

    ラーメンマンはキャメルクラッチとか

    ウォーズマンはベアークローとか

    ロビンマスクはタワーブリッジとかですね。」

Bさん「敵方で登場する超人たちもそれぞれに魅力的な技を持つ。

    バッファローマンのハリケーンミキサーとか

    スプリングマンのデビルトムボーイとかね。」

Aさん「さらっと出してくるなあ。」

Cさん「こう言う技って、打撃技もあれば

    いわゆる関節技・極め技もあるわよね。

    今挙げたので言うと

    ベアークローとかハリケーンミキサーは打撃技だけど

    キャメルクラッチとかタワーブリッジは極め技だわ。」

Aさん「まあ、そうですね。

    相手の動きを封じる技ではありますね。」

Bさん「キン肉バスターは打撃と極め技の複合技って感じだね。」

Aさん「うん、確かに。」

Cさん「でもこう言う極め技って、四肢や関節部があって初めて

    効果があるものよね。」

Aさん「まあ・・・言われてみれば。」

Bさん「例えばばくだんいわなんかにはキャメルクラッチもキン肉バスターも

    効かなそうだしね。」

Aさん「そりゃあね? 掴む首とか足首とかがないからね?」


Bさん「そう考えるとスライムマンなんて最強じゃない?」

Aさん「ぼくのかんがえたさいきょうの超人ってこと?」


 でも火には弱い。

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