【揺花草子。】[#4580] 負け惜しみ。
Bさん「昨日は数週間前に開催された F1 ベルギー GP を振り返りました。」
Aさん「んん。」
Cさん「去年までは何ならピットスタートからでも勝てるんじゃないかってほど
手の付けられない強さだったレッドブルが、今年は一転して
チャンピオンチームとは到底思えないほどの
惨敗ぶりだったと言う話をしたわ。」
Aさん「そうでしたねえ。」
Bさん「結局11番手スタートのフェルスタッペン選手が4位、
2番手スタートのペレス選手はなんと7位と言う結果。
前戦ハンガリー GP、そしてこのベルギー GP は
レッドブルの未来、取りも直さずドライバーラインナップを決める
重要な『試験』だと取り沙汰されていたね。」
Aさん「そうだったね・・・。」
Cさん「前半の真ん中ぐらいからペレス選手は
完全に悪いスパイラルに陥ってしまったわ。
既に2年の契約延長を発表済みだけども、契約にもかかわらず
サマーブレイクを機にシートを追われるんじゃないかなんて憶測が
まことしやかに囁かれていたわね。」
Aさん「でしたねえ。」
Bさん「この辺りは我々【揺花草子。】でも前に話したけども、
いまセカンドチームでレギュラードライバーを務めるリカルド選手か
両チームでリザーブドライバーを務めるローソン選手が
ペレス選手に代わってレッドブルに乗るんじゃないかなんて噂が根強い。
その一方、 RB でそのリカルド選手を大きく上回る力を見せる
角田選手はトップチームの構想にはどうやらないようだ・・・との噂も。」
Aさん「だねえ。」
Cさん「チャンピオンシップの事を考えたら
ペレス選手も含めて4人の中で最も上り調子である角田選手を
トップチームに乗せるのがどう考えても合理的なのに、
そう言う論理を余裕で跳ね返す奇妙な力場が F1 にはあるからね。」
Aさん「それは・・・そうですね・・・。」
Bさん「で、結局のところ、どうやら噂されていた通り
ベルギー GP のすぐ後にチームは緊急ミーティングを
行ったと言われている。
そしてそこで下された決断は『現状維持』と。」
Aさん「んん・・・。」
Cさん「その判断の根拠の1つとして後半はペレス選手が得意な
サーキットが多いからとか
チームのサポートを強化する事で復調が見込めるから
って言う事みたいだけど。」
Aさん「そう・・・ですが・・・。」
Bさん「でも少なくとも去年の成績を見れば
開幕から数戦こそフェルスタッペン選手に肩を並べる成績だったけど
モナコぐらいからはシーズン通してずっと低調、
特にサマーブレイク後は2回しか表彰台に上がってない。
最終的にドライバーズランキング2位を死守したけど、
フェルスタッペン選手にはダブルスコア以上だからね。
後半彼が得意なサーキットが続くと言うのはちょっと
説得力があるようには思えないな。」
Aさん「おぉ・・・。」
Cさん「チーム上層部も次々と離脱しているし、
2026年以降のレギュレーション大改編以降新しい PU になって
その競争力を維持できるかどうかは
かなり見通しが暗いと考えられているわ。
様々な点から期待された角田選手の昇格が成らなかった事について
『泥船に乗らずに済んだ』とする意見もあるくらいよね。」
Aさん「ですねえ。」
Bさん「まあそうはいっても、じゃあサマーブレイク後は角田選手が
レッドブルに乗りますよってなったら大部分の視聴者が
その活躍に大いに期待を寄せるだろうし、
レッドブルは泥船だなんて主張をする人もずっと少なくなるだろうと
想像するんだ。」
Aさん「んん・・・。」
Bさん「すっぱいブドウって感じがする。」
Aさん「言われてみるとそうかもだけど!!!」
まあ食べてみないと分からん、と言う風にも言えますがね。