【揺花草子。】[#4579] 凋落。
Bさん「F1 は絶賛サマーブレイク中ですよ。」
Aさん「んん、そうだね。」
Cさん「ベルギー GP はなかなかにまさかの結末だったわ。」
Aさん「確かに・・・。」
Bさん「振り返ってみると、昨年、一昨年とここベルギー GP で
レッドブルのフェルスタッペン選手が PU コンポーネント交換に伴い
グリッド降格処分を受けた。
これはこのスパ・フランコルシャンサーキットが長いストレートがあり
グリッド降格を穴埋めできると目されるからだ。」
Aさん「んん、そうだね。
実際去年も一昨年も確か11番手だかもっと後ろだかからスタートして
優勝してるんだもんね。」
Cさん「その通りよ。
特に一昨年なんかは14番手からスタートだったたのに
第1スティントの中ごろにはトップに立っているからね。
圧勝と言って良い勝利だったわ。」
Aさん「おぉ・・・。」
Bさん「しかしその栄華も今は昔、
今やレッドブルは都落ちを余儀なくされる平家一門の如く
後続の猛追に汲々とする立場。
余裕ぶって屋島で的当て煽りなんてやってると
あっと言う間に壇ノ浦だよ。」
Aさん「そこまで酷くはないのでは?」
Cさん「よっ引いてひゃうど放たれたシルバーアローが
猛牛を射抜いたと言うわけよ。」
Aさん「うまい事言った風な顔。」
Bさん「ま、ともあれ、今回も例年通りここで
グリッド降格ペナルティを消化したフェルスタッペン選手。
予選ではトップタイムをマークしたけども10グリッドダウンで
11番手からのスタートとなったね。」
Aさん「そうだね。例年の展開ならここからでも十分
優勝を狙える位置だとは思ったけど・・・。」
Cさん「でも今のレッドブルにはその力はとても期待できなかったわ。
11番手からスタートしたフェルスタッペン選手は
終始前とポジションを争う戦いを強いられ最終的には5着止まり。
ラッセル選手の失格に伴い4位にはなったけども、
優勝争いに加われる力はとても無かったと言えるんじゃないかしら。」
Aさん「まあ・・・そうだと思います。」
Bさん「2番手スタートだったペレス選手がずるずる下がって8着、
まあ最終リザルトは7位だけど、そこまで下がったのを見ても
フェルスタッペン選手の剛腕で以て
何とかその順位を確保するのが精一杯って感じの
戦力だったように思えます。
もはやレッドブルは沈みゆくだけの泥船だと揶揄されるほどだ。」
Aさん「んん・・・そうだねえ・・・。」
Bさん「今のうちにニューウェイ氏に
鉄の船を作っといてもらった方が良いかもね?」
Aさん「あと半年くらいしか居ないけどな?」
本当にこのまま沈んでしまうのか。