【揺花草子。】[#4577] 弓がうまい。
Bさん「ケベック州ってあるじゃないですか。」
Aさん「あぁ、カナダの?」
Cさん「どのあたりか分かる?」
Aさん「ええと・・・名前からするとフランス語の影響を感じますよね。
となると東海岸寄りですかね?」
Bさん「そうだね、その通り。
州最大の都市はご存知モントリオールです。
カナダ GP が開催されるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットの所在地、
ストロール選手の出身地としてぼくら的には有名だね。」
Aさん「ぼくら的に有名と言う聞き慣れない表現。」
Cさん「そして阿部さんが言った通りケベック州はフランス語圏よ。」
Aさん「おぉ。当たった。」
Bさん「この『ケベック』だけど、アルファベットで綴ると
どうなるか分かる?」
Aさん「えー・・・えーっと・・・。
フランス語圏だから多少英語とは違いそうだよね・・・。
あれかな、『Kebeque』とかかな。」
Bさん「んん。気持ちは分かる。q 使いそうなイメージあるよね。
でも違います。」
Aさん「ち・違うのか。」
Cさん「ちなみに『ケベック』はご存知フォネティックコードで
『ケベックの Q』として用いられるわ。」
Aさん「おぉ、大ヒント。
と言う事は末尾の方じゃなくてアタマの方に Q を使うって事ですね。
となると・・・『Quebec』? あるいは『Quebeque』?」
Bさん「んん! 正解!
正しくは『Quebec』、フランス語の綴りでは『Québec』です。」
Aさん「おぉ・・・。」
Cさん「『é』の上についてるのはアクサン・テギュ、
いわゆるアクセント記号ってやつね。
阿部さん的には『Daydream Café』でお馴染みね。」
Aさん「ぼく的にはってどう言う事です?」
Bさん「日本語で『ケベック』って言うと、
どうしても『K』のイメージに思えちゃうよね。
英語読み的には若干『クェベック』に近い感じっぽいけど。」
Aさん「ふむ・・・。」
Cさん「だから『KEBEC』って綴るんじゃないかなんて勘違いも
しちゃいそうだわ。」
Aさん「そうかもです。」
Bさん「でも『KEBEC』は
平安時代の京の治安維持を担った
特務機関の頭文字だからね。」
Aさん「『ケー・ビー・イー・シー』って事!!?」
特務機関か?




