【揺花草子。】[#4569] 期待が高まる。
Bさん「ここ最近 F1 ハンガリー GP の話をしているけれども、
この記事が公開される頃にはサマーブレイク前の最後の1戦である
ベルギー GP も終わっているわけです。」
Aさん「そうだね。もう夏休みに入っている頃合いだね。」
Cさん「サマーシーズン到来おじさんが出現しがちよね。」
Aさん「しがちですか?
それはM県S市に限った話じゃないですか?」
Bさん「とは言ってもいつもの通りぼくらのリアルな時間軸では
まだベルギー GP が開催される前なわけで、
1つ前のハンガリー GP でマクラーレンが残したしこり、
そして角田選手が成し遂げたまさかの1ストップ作戦について
熱く語っているところでした。」
Aさん「だね。」
Cさん「最終スティントをハードで40周くらい走る事になった角田選手だけど、
後半はアロンソ選手、ストロール選手のアストン勢に詰められてきて
これはポイントは難しいかと思ったわ。」
Aさん「でしたね。
2台に抜かれて11位が精一杯かと思いました。
それでもトップ5チームが全台完走の中で
トップ・オブ・ザ・レストなわけで
十分称賛に価すると思いますけど。」
Bさん「けど結果はなんとアロンソ選手の追撃を見事凌ぎ切り、
タイヤがフレッシュなストロール選手にスワップした後も
しっかりとポジションを守り切った。
使い古したハードタイヤで勢いのあるミディアムタイヤを
きっちり抑えきるためには
このコース唯一と言って良い抜きどころであるターン1、ターン2を
しっかり守る事が必要で、
そのためには最終セクターで詰めさせない事が重要。
そこらへんの勘所を分かり切ったうえで実践すると言う
非常にインテリジェンスの高いレースの組み立てを
毎周やってのけていたと言えるんじゃないかな。」
Aさん「そう思うね。
これがもっと抜きやすいサーキットだったら
こうはいかなかっただろうしね。」
Cさん「そう言う意味では、長いストレートや高速コーナーのある
次のスパ・フランコルシャンではまた違う走りが求められるわね。」
Aさん「ですね。
ハンガリーは RB のマシン特性に合っていたと言われていますけど、
高速コースであるベルギーは RB は不利だと事前の予想ですね。
でもここでインパクトのある結果を残せれば
もしかしたらサマーブレイク明けの何かしらに繋がるかも知れません。」
Bさん「そうだよね。
ベルギーはフェルスタッペン選手の生まれた地でもあるし、
レッドブルへの注目も高かろう。
ここでハンガリーのような目覚ましい活躍を、そしてできれば
全セッションを通じてマシンを壊さず完璧な週末を過ごせれば、
その先にある開きかけた扉に手が届くかも知れないよ。」
Aさん「うんうん。そうだねえ。」
Bさん「まあ開いた扉に横から割り込んでくる
みたいな事も往々にしてあり得るわけだけど。」
Aさん「そんな電車待ちの列に
横入りするみたいな言い方。」
「そうならない事を願う。」




