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【揺花草子。】(日刊版:2024年)  作者: 篠木雪平
2024年07月
203/365

【揺花草子。】[#4559] 媚びブリジ。

Bさん「そんなわけでこの夏クールに OA が始まった作品諸々について

    お話しています。」

Aさん「具体的な作品名には触れてなかったけどな。」

Cさん「色々注目作はあるんだけど、

    今期は配信でしか観られない作品もいくつかあるわ。」

Aさん「おぉ・・・。」

Bさん「もちろんね、地上波で OA する地域に住んでいれば話は別だけど、

    片田舎に住むぼくらとしては地上波は正直あまり当てにならず、

    もっぱら BS 頼みなわけだ。」

Aさん「だね。」

Cさん「その BS でも OA がない作品と言うのがいくつかあって、

    その事情としては単にプラットフォーム独占だったり

    あるいはワクの問題なのかも知れないけど。」

Aさん「ふむ・・・。」

Bさん「そんなわけで、配信で観るより他ない今期作品として

    『〈物語〉シリーズ』が挙がります。」

Aさん「ん、そうだそうだ。」

Cさん「『〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン』と銘打たれ、

    ABEMA さんで独占配信中よね。」

Aさん「ええ、そうですね。」

Bさん「収録時点では #02 まで配信済みだけど、

    髪をバッサリ行っちゃった撫子ちゃんが阿部さん的には

    刺さりまくりに違いない。」

Aさん「いやっ・・・いや・・・うーん・・・まあ・・・。」

Cさん「ショートカットがお好みって事?」

Aさん「いやそう言うわけじゃないんですけど?

    長いのも可愛かったと思いますし?」

Bさん「なるほど、阿部さんはおと撫子派か。」

Aさん「いやそう言う派閥の話をしているのではなく・・・。」

Cさん「今回のエピソード『なでこドロー』では

    学校にもろくに行かず引きこもっている撫子ちゃんが

    親御さんからついに最後通牒を突き付けられ、

    中学卒業後は就職するよう言いつけられてしまったわ。

    漫画家志望の撫子ちゃんは親御さんを説得するために

    中学卒業までに漫画家としてやっていける事を証明する事を

    志すのよね。」

Aさん「でしたね。賞に応募し受賞を目指してるんですよね。」

Bさん「作中で描かれる原稿を見るに、撫子ちゃんの画力に関しては

    中学生のそれとしては相当に高レベルのものであると見受けられる。

    商業誌のスケジュール、つまり月刊とかのペースで

    あのクォリティを維持できるのだとすれば

    少なくとも作画に関してはプロとしてやっていけるんじゃないかな。」

Aさん「まあ・・・時間を青天井で掛けられる応募作とは違って

    連載は時間の制約があるからね・・・。」

Cさん「それに撫子ちゃんの場合は画力よりも

    ストーリーとか世界観の構成の方が課題かもだわ。

    今はアマチュア段階だから好きなものを好きなように描けばいいけど

    プロになるとそうはいかなくなるし、

    そもそも撫子ちゃんの物語を紡ぐ才能については

    作中で詳細に言及がないと見えるから正直プロレベルかどうかは

    判断ができないわね。」

Aさん「んん。」

Bさん「まあストーリー担当と組んで自身は作画担当として

    コンビで活動すると言う手もあるだろうけどね。

    亜城木先生スタイルだね。」

Aさん「うーん。

    自身のコピーさえまともに制御できない撫子ちゃんが

    果たしてコンビでうまくいくかってのは何ともだけどね。」

Cさん「そう言う点では余接ちゃんが提案した

    作者の顔で売っていくと言うスタイルは

    一部の層には絶大な効果があるかもだわ。」

Aさん「言い方。」


Bさん「ぼくら【揺花草子。】も

    可愛い10代半ばのブロンドツインテ美少女が

    やっていますよ!」

Aさん「ここぞとばかりに

    ビジュアルで売ろうとするんじゃないよ。」


 その脇にはおっさんも居るんだよなあ。

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