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【揺花草子。】(日刊版:2024年)  作者: 篠木雪平
2024年07月
197/365

【揺花草子。】[#4553] 積み重ね。

Bさん「そんなわけで今日は7月15日。」

Aさん「そんなわけで?」

Cさん「阿部さんが現場入りする前に

    阿部さんなしで収録を試行していたから

    その流れの『そんなわけで』よ。」

Aさん「酷いですねそんな流れは看過できないな!!」

Bさん「ま、ともかく今日は7月15日。

    我らローカーボン型日刊コンテンツ【揺花草子。】は

    本日で公開13周年となりました。」

Aさん「ローカーボンなの?」

Cさん「阿部さんが環境負荷の高い暮らしをしているから

    私たちがどんだけゼロエミッションに努めても

    限界があるって事よ。」

Aさん「また酷い事言われてますね。

    と言うかローカーボンってそう言う意味のローカーボン?

    糖質制限的なやつじゃないんです?」

Bさん「阿部さんは今日もシュークリームばっくばく食ってたじゃない。

    なんならぼくが食べてたものに対して

    『お前のそれもよこせ』って言っちゃいそうな勢いだったじゃない。」

Aさん「そんなばっくばっく食べてたと言うほどじゃないと思うけど!!?

    そんな意地汚いキャラ付けやめてくんないかな!!?」

Bさん「ともかく13周年。

    エイプリルフールで言えば逆エイプリルフールです。」

Aさん「何でエイプリルフールで言うの?」

Cさん「そうよね。

    阿部さんは四月馬鹿って言うより年中馬鹿だものね。」

Aさん「出るところに出れば何らかの勝利を得られるレベルの罵倒。」

Bさん「13年と言う長きに渡って我々はこうやって場末のスタジオで

    愚にもつかないおしゃべりを繰り広げているわけですが、

    その間にいったいどれほどのものを得られただろうかと考えると

    陰鬱とした気持ちに陥らざるを得ない。」

Aさん「何でそんなに後ろ向きなの?

    もう少し何かなかったかな?」

Cさん「何かなかったかと言えば、何もなかったわよね。

    13年もあって何にもないとか貴方たちほんとどんだけよって思うけど。」

Aさん「いやカトリーヌさんも何言ってるんです?」

Bさん「まあね、人生なんてのは壮大な暇つぶし。

    我々が人生を生きていく中で、毎日の一瞬一瞬に常に

    何らかの意味や価値を見出し続けると言うのは余程の事です。

    人生には無駄な時間も必要だと言う事だ。」

Aさん「んん・・・まあ、それは、まあ異論はない・・・。」


Bさん「それが13年間に及ぶって言うのは

    さすがにどうかとは思うけどね。」

Aさん「13年間これしかやってないわけではないからね?」


 まだまだ続けていく所存ですよ。

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