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【揺花草子。】(日刊版:2024年)  作者: 篠木雪平
2024年07月
196/365

【揺花草子。】[#4552] 短編集に収録。

Bさん「ゲームでもアニメでも昨今は過去作品のリメイクと言うのが

    非常に大きな存在感を放っているよね。」

Aさん「ん、おぉ。」

Cさん「アニメで言えば春クールまで『うる星やつら』リメイクが

    トータル4クールかしら?で OA されていたし、

    なんと『らんま1/2』のリメイクも発表されたわよね。」

Aさん「そうでしたそうでした。

    かなり衝撃でしたよね。」

Bさん「『らんま』は『うる星やつら』よりも後の作品だから、

    当時のキャストの皆さんの多くが今も現役で活躍してらっしゃる。

    オリジナルキャストでの OA を求める声もだいぶ大きいよね。」

Aさん「うん、そうだね。

    そうとは言えさすがになん10年も前のアニメ化作品だし、

    『うる星やつら』はキャストさんを一新してもうまくやれたし、

    個人的には新しいキャストさんを付けることには

    全く抵抗はないかな。」

Bさん「そうだね。

    オリジナルキャストの皆さんは今やもうベテランさん、

    業界では大御所の部類だし、もしオリジナルキャストでやるなら

    ギャラがとんでもない事になるんじゃみたいな勘繰りをする人も

    いたりします。」

Aさん「まあ・・・。」

Bさん「『るろうに剣心』もキャストさん一新でうまくやれたし、

    それにこの夏クールに OA が開始する『キン肉マン』も

    オリジナルのキャストさんを別役で交えながらも

    基本的には全キャラ一新だよ。

    こちらはこちらでかなり前評判も高そうだよね。」

Aさん「そうだね。

    と言うかキャストさんが死ぬほど豪華だよね。」

Cさん「そうなのよね。

    他作品でバリバリ主役を張る演者さんをズラッと揃えた

    まさにオールスターって感じのメンツよね。

    これはこれでギャラがものすごいんじゃ?と勘繰りたくなって来るわ。」

Aさん「んん。」

Bさん「ゲームでも昨今の『FF VII』であったり、

    秋にリリースになる『ドラクエ III』であったりと、

    数10年前に発売されたタイトルが現代の技術で

    新たな解釈とともに蘇る作品は枚挙に暇がありません。」

Aさん「だね。」

Cさん「音楽はリメイクとはあまり言わずカバーと呼ばれる事が多いけど、

    これもオリジナルへのリスペクトがあって初めて成り立つものだわ。」

Aさん「ええ。」

Bさん「映画なんかもそうだよね。

    古い映画を現代的な舞台に移してリメイクとか、

    世界の巨匠黒澤監督の作品が海外でリメイクされたりとかもある。」

Aさん「うんうん。」

Bさん「その一方、マンガのリメイクって言うのは

    なかなか聞かない気がします。」

Aさん「あー・・・うーん、言われてみればそうかもね?」

Cさん「小説のリメイクもあまり聞かない気がするわ。」

Aさん「うーん・・・確かに。

    リメイクと言うより翻案って言い方になっちゃうかも知れないですね。」

Bさん「『火の鳥』とか『ブラック・ジャック』みたいな

    今でもものすごく人気の高い手塚作品を

    新進気鋭の漫画家が独自解釈を含めてリメイク!とか

    ありそうでないと思わない?」

Aさん「確かに。

    スピンオフとか二次創作の文脈では

    新旧を問わずありそうだけどね。」

Cさん「やっぱり一次原作になる事が多い漫画や小説は

    作家性が色濃く反映されると言う意識が

    読者側にもあるんじゃないかしら。

    別な作家が同じ物語を綴るって言うのは

    あまり受け容れられない気がするわ。」

Aさん「うーむ・・・。」

Bさん「その一方で、原作家の先生がデビュー当時や若かりし日の作品を

    改めて描き直して話題になったりとかはたまにあります。」

Aさん「んん、確かに。」


Bさん「ぜひ荒木先生に

    『アウトロー・マン』を

    改めて描いて欲しいよね。」

Aさん「よりによってそんなマニアックな!!!!!」


 オリジナルの原稿が失われてしまっていると言う話ですね。

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