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【揺花草子。】(日刊版:2024年)  作者: 篠木雪平
2024年07月
183/365

【揺花草子。】[#4539] なかなか進まない。

Bさん「今日から7月でもうすぐオリパラが始まるわけだけど

    我々【揺花草子。】では数学オリンピックに挑戦しているよ。」

Aさん「数学オリンピックは別のものだよね?」

Cさん「ちなみに国際数学オリンピックは本家オリパラと違って

    毎年開催されるんだけど、

    今年は7月11日から22日の日程で開催されるそうよ。」

Aさん「へえ・・・。」

Bさん「参加資格は高校2年生までなんだって。

    阿部さんはもう参加できないね。」

Aさん「いやしないけどな。」

Bさん「ま、ともあれ、元の話題に戻りましょう。

    阿部屋と言う通報すれば即閉店案件って言うような裏路地のお店が

    お店の装飾のために5つの輪っかを作ろうとしてるって言う話題。」

Aさん「なんか昨日より阿部屋の立ち位置悪くなってない?」

Cさん「客層がよりヤバいやつを求めて来てるからお店側も

    どんどんヤバい方向にハマっていく流れよ。

    見る見るうちに界隈の民度が悪化していくわ。」

Aさん「最悪じゃないですかそんなの今すぐ通報するべきだ。」

Bさん「それは内部告発と捉えて良いのかな?」

Aさん「ぼくは無関係だろが!!!」

Bさん「ま、ともあれ、です。

    昨日はロープから直径 50cm の輪っかを作ろうとしたけど

    こんなにヤバい阿部屋と取引することに躊躇いがない

    同じくらいヤバいロープ屋さんには 2m 巻きとか 3m 巻きとかの

    ロープしかなかったんですと言う話だったね。」

Aさん「ロープ屋さんまで腐し始めた。」

Cさん「特殊な用途のロープなんでしょうね。」

Aさん「特殊な用途って何ですかね?」

Bさん「今日はその続きね。もう少し条件を付けたいの。

    あのね、舞台は同じくヤバいロープ屋さんです、」

Aさん「Tシャツ屋さんみたいに言わないで?」

Bさん「そのヤバローさんでは、

    3m 巻きのロープが¥1,000、4m 巻きのロープが¥1,500 で

    売られています。

    ロープから輪っかを作るレギュレーションは昨日までと同じく

    直径 50cm の輪っかをそれぞれ継ぎ足しなしで5つ作る。

    この時最もコストを低く抑えるためにはそれぞれのロープを

    何巻ずつ購入すればよいか?」

Aさん「ヤバローって屋号なの?

    でもそうか、単にロープの長さだけじゃなくて

    費用と言う観点を入れて来るか。」

Cさん「カネに汚い阿部さんにはピッタリでしょ?」

Aさん「言うに事欠いて人の事カネに汚いとか酷すぎますね?

    まあそれはそれとして・・・

    昨日の計算から、直径 50cm の輪っかを作るには 1.57m 必要だから、

    3m 巻きのロープからは1つしか輪が作れないけど

    4m 巻きのロープからなら2つ作れますね。

    そう考えると、組み合わせ的には

    ① 3m × 5 + 4m × 0

    ② 3m × 3 + 4m × 1

    ③ 3m × 1 + 4m × 2

    ④ 3m × 0 + 4m × 3

    と言った都合4パターンが考えられますかね。

    で、それぞれ¥1,000 と¥1,500 で計算すると・・・

    ①が¥5,000、②が¥4,500、③が¥4,000、④が¥4,500 と。

    言う事は、③の『3m 巻きを1つ、4m 巻きを2つ』買うのが

    最もコストが安いと言う事になるんじゃないですかね。」

Bさん「おぉー。阿部さんやるじゃん。

    見事正解だよ。」

Aさん「んん。良かった。」


Bさん「今日はここまで。」

Aさん「また中途半端なところでぶった切られた!!!」


 明日は講評などを。

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