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【揺花草子。】(日刊版:2024年)  作者: 篠木雪平
2024年06月
154/365

【揺花草子。】[#4510] エキセントリック。

Bさん「昨日はアニメ化が決定した『mono』の流れで

    3年ほど前に我ら【揺花草子。】がお届けした企画

    『次にくるきらら大賞』の話題を挙げたね。」

Aさん「うん、そうだったね。」

Cさん「3年近くが過ぎて、ノミネート作のうち今もなお連載中なのは

    この度アニメ化の栄誉を掴んだ『mono』と、

    『しあわせ鳥見んぐ』『アネモネは熱を帯びる』『ぬるめた』の

    都合4作品。

    それ以外は残念ながら終了しちゃったわ。」

Aさん「ですねえ。」

Bさん「ところで、ここできらら系各誌の売られ方について

    改めて振り返りたい。」

Aさん「売られ方?」

Cさん「ざっくり言うと、毎月9日頃にきらら本誌、19日頃にMAX、

    24日頃にフォワード、28日頃にキャラットが発売されるわ。」

Aさん「んん、そうですね。」

Bさん「一方、電子版についてはフォワードを除くと概ね1ヶ月遅れ。

    つまり直近で言えばきらら2024年6月号は紙版では

    先月5月9日に発売されたけど、電子版の2024年6月号は

    1ヶ月遅れの2024年6月9日に発売になる。

    ちなみにフォワードは翌月12日に電子版がリリースだよ。」

Aさん「ふむ。」

Cさん「なんだけど、芳文社さんのマンガアプリ Comic FUZ を絡めると

    また話が複雑になってくるわ。

    FUZ がリリースされて数ヶ月の間はきらら各誌の配信は

    電子版の販売と合わせて紙版から1ヶ月遅れだったんだけど、

    その後電子版と紙版が同日リリース、いわゆるサイマル配信が

    行われるようになったわ。」

Aさん「ふむふむ。」

Bさん「だから月額課金勢はリリース日の午前0時に

    Comic FUZ 上で実質紙版より早くきららが読めるというわけ。

    ただし FUZ で読めるのは2ヶ月程度だから、

    我々バーキン家はアーカイブ目的で別途 kindle で

    電子版も購入している。」

Aさん「さすがフランスいちきららが好きな母娘を自認するだけある。」

Cさん「そう言うわけで、FUZ でサイマル配信が始まると同時に

    我々は紙版を購入することをやめたわ。

    周年記念の特別小冊子が付属するときなんかは

    紙版を買ったりもするけど。」

Aさん「なるほど・・・。」

Bさん「で、重要なのは、電子版と紙版の間には、

    若干ながら内容に相違がある可能性があると言う点なんだよね。」

Aさん「電子版と紙版の相違?」

Cさん「雑誌の色的にきららはあまり無縁かも知れないけど、

    レーティングの関係的なあれで電子版は表現が抑えられている、

    あるいは紙版では含まれている内容が電子版ではオミットされている

    みたいな事もあるわよね。」

Aさん「あぁ・・・あれですか、単行本で加筆修正みたいな?」

Bさん「ジャンプ系作品でも雑誌掲載時はぎりぎりマイルドだけど

    単行本ではすごくえっちになってるみたいなのがあったりするよね?」

Aさん「よね?って聞かれてもなあ。」

Cさん「私たちが紙版から離れて久しいきららについても、

    実はこう言う事が起こっているんじゃないかと言う危惧も

    ないわけではないのよ。」

Aさん「んー・・・でも雑誌の色的にそれはあんまりなさそうだと言うのが

    おふたりの見解なんですよね?」

Bさん「それはそうなんだけど、実際確かめたわけじゃないからね。

    シュレディンガーのきらら状態なわけですよ。」

Aさん「それは確かにドキドキするやつだけど。

    ドキドキビジュアルなやつだけど。」


Bさん「だから実は紙版きらら本誌では

    『探偵夢宮さくらの完全敗北』が

    毎号元気に掲載中みたいなことも

    あるんじゃないかと考えてるんだよ。」

Aさん「電子版に載せられないほどエッジが立ってるの!!???」


 そこまでではない・・・ですよね・・・?

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