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【揺花草子。】(日刊版:2024年)  作者: 篠木雪平
2024年05月
138/365

【揺花草子。】[#4494] 夢が広がる。

Bさん「昨日はさるマイアミGPで見事初優勝を成し遂げた

    マクラーレンのノリス選手の話をしたけど。」

Aさん「そうだったね。」

Cさん「マクラーレンとしても優勝は2021年のイタリア GP で

    上位陣のクラッシュの間隙を縫って優勝を飾った

    リカルド選手以来と言う事になるわ。

    このレースではノリス選手も2位に入ったわね。」

Aさん「あぁ。ありましたありました。

    フェルスタッペン選手がハミルトン選手のマシンに

    ガッツリ乗り上げちゃったやつですよね・・・。」

Bさん「そんなこんなで1勝目を挙げたノリス選手。

    多くの識者の見立てでは、これが最初で最後の勝利には

    ならないだろうと考えられています。」

Aさん「んん。そう思うよ。

    マシンさえ力強ければ

    十分にチャンピオンシップの主役になれるだけの素質は

    あると思うよ。」

Cさん「そうね。

    ただ、最初の1勝はラッキーとか巡り合わせとかで

    手に入れたりとかはできるものだったりするのよね。

    実際いま現役のドライバーで言うと

    ノリス選手以外にはラッセル選手、オコン選手、ガスリー選手が

    1回だけ優勝経験があるドライバーたちね。」

Aさん「おぉ・・・。」

Bさん「メルセデスのラッセル選手はともかく、

    アルピーヌのオコン選手とガスリー選手は少なくとも今シーズンは

    まず勝利は望めない位置だよね。

    2勝目、3勝目と積み上げていくためには『正しい位置』に

    居続ける事もとても重要であるのではないかな。」

Aさん「確かに。それはそうだと思う。」

Cさん「その『正しい位置』と言うのが今年と恐らく来年まではトップ5、

    あるいはレッドブルとフェラーリのトップ2チームだろうし、

    2026年には大きくシャッフルの可能性があるわけで、

    どこが抜け出すのかあるいは混戦になるのかは全く予断を許さないわ。」

Aさん「そうですね。」

Bさん「その中でレッドブル離脱が決まったニューウェイ氏や、

    他にも流出が噂される上級エンジニアたちの去就、

    2026年からの参戦に向けて着実に歩を進めるアウディ、

    さらにアメリカ政府が動き始めたアンドレッティの参戦問題とか、

    この先もシーズンの趨勢は流動化と言えるのではないだろうか。」

Aさん「そうだね。

    マイアミでのレッドブルの躓きがたまたまであったのか、

    あるいは他チームのキャッチアップの始まりなのか、

    それを判断するのはまだ材料不足のように思えるよ。」

Cさん「ベテランドライバーも若手ドライバーも、

    あるいは未来の勝者を虎視眈々と狙う新人ドライバーたちも

    皆が栄光を目指して争うわけよね。」

Aさん「ですね。」


Bさん「もしかしたら2025年はぼくがシーズンを席巻する可能性も

    ないとは言えないしね。」

Aさん「それはないと言えると思うよ?」


 まだ諦めてなかったのか。

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