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【揺花草子。】(日刊版:2024年)  作者: 篠木雪平
2024年04月
108/365

【揺花草子。】[#4464] 取り合い。

Bさん「4月も半分を過ぎ後半戦となりましたが、

    ぼくら的に今たいへんホットな話題と言えば

    史上初の春開催となった鈴鹿サーキットでの F1 日本 GP であります。」

Aさん「んん。そうだね。」

Cさん「金曜日の FP1 は RB からご存知岩佐選手が出走したわ。

    岩佐選手はレギュラーシーズンでの出走は初ね。」

Aさん「ですね。

    走り慣れた鈴鹿サーキットで堅実なラップを重ね

    素晴らしい成果を出したとチームからも上々の評価でしたね。」

Bさん「午後の FP2 は一転雨模様。

    決勝は雨が予想されていなかっただけにこのセッションに

    本気で取り組むメリットがまるでないと言う状況、

    案の定殆どのドライバーはピットで春の雨の午後を過ごす事に。」

Aさん「そうだねえ。

    インターミディエイトでちょっとだけ走った角田選手が

    あわやセッショントップタイムになるところだったよね。」

Bさん「ほか特筆すべき事と言えば、今年は桜の進みが

    例年より少しだけ遅れた点があるね。

    おかげで日本 GP の週末にちょうど桜が見頃と言う

    測ったかのようなタイミングに恵まれました。」

Aさん「そうだったそうだった!

    各セッションの結果映像でも背景に満開の桜を映していたりして

    世界的にも注目度が高かった印象だよね。」

Cさん「鈴鹿サーキットの敷地内には何箇所か桜が植えられていたのね。

    普段は秋開催だから全然気付かなかったわね。」

Aさん「確かにそうでしたね。」

Bさん「秋開催だった昨年から僅か半年後の GP となったわけだけど、

    お客さんは全然飽きるどころかむしろ

    昨年を上回る入場者数を記録するなど上り調子。

    春開催は今年が初めてでいろいろ懸念はあったけど、

    天候などにも恵まれて、秋から春への移動は

    結果的には大成功と言えるんじゃないだろうか。」

Aさん「んん、確かにね。

    そう言って良いと思うね。」

Cさん「何よりお客さんが熱いわよね。

    他の国の GP とやっぱり何か異なると言うか、

    独特の盛り上がりがあってすごく良いと思うの。」

Aさん「そうですね。」

Bさん「何にせよ興行的にも非常に成功したと言って良いであろう

    今年の日本 GP。」

Aさん「んん。」


Bさん「何なら毎週開催でも良いぐらいだと思うんだ。」

Aさん「そしたら国内のコンペティションになっちゃうだろ。」


 SF とか SUPER GT とかと被っちゃいますよ。

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