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復讐少女の学園生活  作者: 鳳花日
一章 始まりの一学期
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第五話 生徒会①

放課後、先生に呼び出されてしまった。


内容は思っていたとおり、生徒会メンバーが集まる総会があるので顔を出せということだった。


足を引きずるようにして生徒会室に泣く泣く行った。


がこういうときに限って、すぐに着いてしまう。


意を決して扉を入ると、すぐに来たはずなのに以外にもメンバーが揃っている。


居づらくなって、部屋に素早く入り、扉の近くで顔をしたに向けながら立つと、すぐに自己紹介が始まった。


一年生の自己紹介から始まるようで、声が聞こえる方に目を向けると、


「内海湊です。中学のころは生徒会で生徒会長を務めていました。

                         顔見知りも多いですがよろしくおねがいします。」


という声が聞こえてきた。幻聴幻聴と思いそちらに目を向けると湊が立っている。間違いない湊だ。

まあわかっていたけど、これからの学校生活に着いて考え空を仰ぐ。最初からハードモードだ。

いま思ったが、湊の表情が作られている気がする。というかよそ行きの表情って感じだ。

昔はもっと物腰が柔らかかった気がする。


すると次の自己紹介が始まった。


「柳原一樹です。同じく中学の頃は副会長を務めていました。よろしくおねがいします。」


一樹もか、、、。と内心頭を抱えた。だが一樹はあの中で一番鈍感なのであまり気にしなくても良いだろう。でも一樹はどうも昔より元気な気がする。一樹は昔この中で一番静かだったのになあ。と思った。


次は、、、。と思い聞くと、


「黒川咲希です。同じく書記を務めていました。よろしくおねがいします。」


うわ。咲希じゃん、、、。と思った。咲希はあの中で一番早くバレる気がする。

なんとか咲希に近づきたくなかったが、こうなったらしょうがない。隠そう。ともう一度決意した。

咲希も同じく活発に見える。一樹ほどは変わっていないが。


もうここまで来たら次も予想がつく。


「藤里陽翔です。同じく会計を務めていました。親が弁護士なので、計算が得意です。よろしくおねがいします。」


まあ、、、。そうよね、、、。と思ってしまった。陽翔はメガネを掛けている。ぱっとみ誰かわからなかった。だが陽翔には似合っているなあと思った。



「鳥丸朝飛です。同じく庶務を務めていました。よろしくおねがいします。」


咲希の次に危ない人物。昔から毒舌と、勘を兼ね備えている人物である。

彼にバレたら少々めんどくさいので絶対幼馴染の男子の中で関わりたくなかったがしょうがない。

でも変わっていないなあ。と思った。言えるとしたら身長が伸びたかなあという程度だ。

でも得体のしれない何かがある気がする。このなにか昔と違う気がするがなんだろうか。



五人の自己紹介が終わると、

生徒会長の今登先輩が「五人は去年の中学の生徒会メンバーなの。」と補足をしてくれた。


ということは私だけ面識がない人も多いのだろう。よく見ると私に視線が向いている。


いたたまれなかったので自己紹介をした。


「三園凜花です。凜花と書いて、りんかと読みます。高校からの外部入学組です。

中学の時も出身校で生徒会に入っていたので、皆さんの足を引っ張ることのないように頑張るので

どうぞよろしくおねがいします。」


拍手をされた。嫌われてはないみたいなので正直ホッとした。


少しだけ生徒会の仕事を紹介されて部屋の場所を教えてもらった。


てかお金持ち学校だからかひと学年一つ部屋があるのと正直おどろいた。


普通の人なら嬉しいと思うかもしれないが、私には困った。


だって、彼らとひと部屋使うということは話す確率も増えるということ。


バレる確率が高くなる。だれでもわかるけど。


部屋に入るとすぐに話したくなかったので書類を取り出して作業することにした。


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