待ち合わせが何故? 彼氏の最寄りの駅なのか?
私の彼と会う時は? 必ずと言っていいほど彼の最寄りの駅で
待ち合わせをする。
時間は彼が都合のいい時しか会えない!
私の都合を言おうものなら? 彼が私と会わないと言い出す。
・・・しかも? 会うと駅の近くにある○○ホテルに直行。
やる事をやって事が終わると? また駅に戻り、ATMでお金をおろさせ
数万円から数十万円のお金を彼に渡す。
理由は、もうどうでもいいみたいだ!
最初は、彼のお母さんが病気で入院費がないからと言われて渡したお金
からはじまる。
最初の2,3回は少し待てばお金は返ってきていたが、そのうち彼に
貸したお金の事を言っても、“少しだけ待ってほしい”と言われて
お金が返ってこなくなった。
それでも彼からの私へのお金の要求は止まらない!
既に彼に貸したお金は、“100万円を超えている。”
私がお金を返してほしいと言うと? 彼は機嫌が悪くなり直ぐに
家に帰ってしまう。
『・・・あ、あのね? もうそろそろ貸したお金、返してくれない?』
『はぁ!? あぁ、それな、少し待って!』
『私も直ぐにお金が要るんだけどな。』
『今、ないって言ってんだろうが! 俺の機嫌が悪くなる前にこの話は
終わりだな!』
『今月の家賃も払えてないのよ!』
『うっせーんだよ! 金はねーえって言ってんだろうが!』
『・・・そ、そんな、』
『俺だって、金があれば直ぐに返してやりたいよ、でもないんだ!』
『本当に私も困ってるの!』
『俺だって金がなくて困ってるんだ! 何とかお金作ってくれないか?』
『・・・そ、そんな、無理よ、』
『お前がよかったら? “いい仕事紹介してやるよ!”』
『“いい仕事って?”』
『明日、一緒に俺に着いて来い!』
『・・・あぁ、ううん、』
・・・次の日、彼に連れられて行った場所は“風俗店”だった。
彼は私に体を売れと言う。
本気で好きな彼女に、“風俗の仕事を紹介するなんて有り得ない!”
流石に私は、その場で彼と別れた。
彼は私に想像以上の暴言を吐きまくったが、私は何一つ言い返さず
あの場から逃げるしかなかった。
必死にあの時は逃げるしか選択がなかったのだ!
私が何も行動に移さなければ、私はあのまま風俗店で働かされていただろう。
彼と別れて数日たったが、未だに彼から連絡がくるわ。
“もう一度やり直そう。”
“もう二度とお前を風俗店で働けなんて言わないから!”
“俺を信じてほしい!”
彼の優しい言葉に、私の心が揺らぐ。
完全におかしなことだとは思っているのだが、彼に優しくされると
簡単に許してしまいそうになるのだ。
・・・そしてある日、一人の女性が私に会いに来た。
私とは会った事も見た事もない女性だ!
『・・・し、すみません、何処かでお会いした事がありましたか?』
『“白井脩平の今カノです。”』
『あぁ、彼の今の彼女なんですか?』
『“ワタシ! 今、風俗店で彼に働かされていて。”』
『えぇ!?』
『“あなたもそうだったのかなと思って会いに来たんです。”』
『・・・わ、私は、働かされそうにはなりましたけど、あの場から
急いで逃げたんです。』
『・・・そ、そうなんですか、』
『“彼とは今すぐ別れた方がいいですよ。”』
『えぇ!?』
『あなたの人生が台無しになります! 今すぐ彼から離れてください!』
『・・・で、でも、』
『私でよければ、貴女の力になりますよ!』
『・・・ほ、本当ですか?』
『はい! もう私たちみたいな女性を作らないためにも、協力します!』
『はぁ~あなたに会に来て良かった。』
『私も貴女に会えて良かったわ。』
私は“あの男を絶対に許さないと心に決めた!”
私は弁護士を雇い、“元彼”と真っ向から戦うつもりだ。
こんな男を世の中に野放しにしておいてはいけない!
【女の敵!】 私達のような犠牲者を絶対にだしてはいけないのだ!
最後までお読みいただきありがとうございます。