序章 格好悪い転生
学生が趣味で暇潰し程度に書いているものです。
誤字脱字、おかしな表現、色々あると思います。
投稿ペースもバラバラですが、生暖かい目で見守りながら読んでいただけると嬉しいです。
俺は高校三年生の野﨑 紅葉だ。いや、だった。ついさっきまでは。
いま自分は、寝室のような場所にいる。だが変だぞ。シャンデリア?なんで俺みたいな一般人が、シャンデリアのある寝室で寝てるんだ?わけがワカラン。と、ふと横から声がした。その方向に視線を向けると、23、4歳くらいに見える女の人がいた。誰だ?この人は。だがなぜだ?この妙な安心感は?
「―――――、―――――。―――――――――――!」
先程の女の人が何か喋っている。知らない言語だ。日本語でも英語でも、少なくとも俺の知っているものではない。頭が混乱してきた。よし、一回情報を整理しよう。そしたら何かわかるかもしれない。
――――――時は少し遡る…
俺は地元ではそこそこいい高校に通っているただの高校三年生だ。要領はいい方で、成績も学年のトップ1割には入っている。今は夏休み中で、俺はいつも通り勉強のため図書館へ足を運んでいた。
図書館までの道は、少し頭痛があること以外、特にいつもと変わらなかった。道中、美少女が車にひかれそうに!とか、暴走したトラックが突っ込んできて!、などという、漫画みたいなことはなく、普通に図書館についた。そしていざ入ろうと―――したときだった。世界が反転した。自分にはそう感じた。目の前が真っ暗になる。そういえば、今日は例年より気温が高いって言ってたっけ…と、そんなことを考えながら、意識が闇に沈んでいく。あ、これヤバ―――――――。
うん、確かこうだったはずだ。
つまり俺の持ちうる知識を総動員して考えるに…………。結論が出た。あまり信じたくはないが、これくらいしか納得の行く答えはない。いや、これが納得できるかは謎だが………。
―――「異世界転生」。これだろう。
つまり俺は、野﨑紅葉は、図書館へ行く途中に熱中症で倒れて死に、異世界に転生したわけか―――
格好悪すぎません?
初めての投稿なのでドキドキしています。
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