出逢い
<<ピンポーン<<<<
朝から家に響く音。
<<<ぴピピ、、!!!!
「……うるせぇ、、」
その音はけたたましく鳴り響いて
ついには連打に変わっていて
安藤「……はい。」
インターホンで返事をすれば………
赤坂「今日から、ここに住むことになってる赤坂です。」
天野「天野デース」
佐藤「佐藤って言います、安藤悠稀さんの家ですか?」
安藤「………あぁ、すみません、、今開けます!!」
やばい、本気で忘れてた(苦笑
急いでドアロックを解除した。
都内では人気のタワーマンションで
メゾットタイプのこの部屋は最上階にあって
ここまで来るに、いくつかのセキュリティを通らなきゃ行けない。
地元を、離れ上京するときに祖父母が買ってくれた部屋
暫くすれば玄関のチャイムが鳴る
安藤「すみません。寝てしまっていて(汗」
天野「全然、大丈夫だよー」
荷物は前々から送られてきていたから
今日は人だけ来る感じで……
女だと思ってた天野さんは男の人で本気で驚いた。
天野「よく、間違われるんだよ裕貴って『ゆき』って読まれるけど、一応これで『ゆたか』っていうんだよろしくね悠稀ちゃん」
安藤「……こちらこそ、よろしくお願いします。」
裕貴さんは、笑顔が素敵な人で人懐っこい大学3年生。
東京大学法学部のエリートさんなんだって
佐藤「悠稀ちゃん、こんな大きな家にひとりなんて寂しくなかった?」
安藤「仕事で帰って来れる時間短かったので特になにも思いませんでしたね(苦笑」
佐藤さんは、探偵事務所で働いてる
セキュリティーの高いところ探してたらしく
そして、お手頃だったこのシェアハウスをみつけたって
赤坂「お前、若いのに高級取りなんだな」
安藤「祖父母がくれた家で自分で買ったわけじゃありませんよ」
ちょっと口の悪い赤坂さんは美容室で働いている人
どうりで、お洒落なわけだよね
安藤「みなさん、年上なので敬語で話さなくていいですよ、あとこれは個人の部屋の鍵です。」
天野「わかった、ありがとう悠稀!」
佐藤「うん、了解ねぇねぇ、悠稀部屋の紹介して!!」
赤坂「お前も、敬語なしな?一緒に暮らすんだから」
なんて言ってくれた
みなさん、大人なのに寛大な人だよ