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才能?いいえドープです

今日より家庭教師が付くみたいだ。


いつも通り寝惚けていたら


アルジーナから聞かされた。


お昼過ぎ


今日から家庭教師をさせて頂きます。

ファムと言います。よろしくお願いします。


筋肉隆々な40歳くらいだろうか

男性から挨拶があった。


グランバル家三男シャトーと言います。

よろしくお願いします。

話し方がしっかりとしており本当に3歳か?とファムは疑いつつも家庭教師を始めた。


シャトーはもっと魔法とか…歴史とか

そういうのは…と期待していたが

初日は文字の読み書きだけで終わった。


宿題を出していくので明日

私が来るまでにやるように

こっちの世界でも宿題はあるのか…


わかりました。ファム先生!

嫌な顔は見せずそう答えた。


夕食時


どうだシャトー勉強の方は?

父からの質問に


とても面白いです。

素直にそう答えた。


困った事があればいつでも相談するのだぞ


今日習った読み書きを復習したいので本を貸していただけないでしょうか


いつでもとは言ったがあまりの早さに驚きつつも絵本を何冊か貸して貰えた。


次の日


シャトーは教えられた事がある程度出来るようになっていた。

昨日父より借りた絵本だが本は読め

手紙をかける程度だが


これが知力1610のステータス?と

シャトーは考えながらも先生に次の事を

習うべくこう言った。


ファム先生に昨日、習ったお陰で

この絵本ではありますが三冊は読めました。

ありがとうございます。

シャトーがにこやかにそう話した。


実際に読んで頂いてもよいかな?

子供だから読めなくて嘘をついているのだろうと考えたファムはそう言って

三冊の中から無造作に一冊を指差し

音読させた。


シャトーは教えられていた

発音、読み方一言一句間違えなく

音読した。


神童か?昨日読み書きを始めたばかりの子が

もう翌日には出来ている。

私により適任がいるのではないだろうか…

ファムはそう思いシャトーに一言


自習していてもらえるかな?

この本を読めるだけ読んでいて欲しい

と、歴史の本を渡した。

シャトーは歴史!目を輝かせながら受け取り

自習を了承した。


数分後


ファムはグランバル伯爵の元にいた。


昨日教えただけで今日にはもう読み書き

絵本の音読まで出来ている?

シャトー様は本当に3歳ですか?

もしそうであれば私に教えられる事はそう

ありません。他の者を家庭教師にしていただけませんか?

矢継ぎ早にファムはそう語った。


落ち着け

わしも知的だと思っていたが

そこまでとは考えておらんかった。

任せるとしたら心当たりはあるか?

顎に手を当てつつ侯爵はそういった。


ギルドで依頼を受けてる時

に出会ったサーシャ

が適任かと思いますが連絡は取れません

どうやらこの町にはいるみたいなのですが…


サーシャ…?サーシャ…深淵のサーシャ殿の事か?

突如でた2つ名持ちの魔術師に動揺を隠せずファムに聞き直した。


深淵のサーシャ殿です。

魔術師は知力が高くなくてはなれず

知力が高ければ高いほど魔術師の適性が

あるのです。あの歳にして末恐ろしいですが

このグランバル国で彼女以上の適性はいないでしょう


まだ2日目にしてそこまで言わせるのか


至急ギルドに捜索依頼を出し

サーシャ殿に家庭教師の依頼をしよう

サーシャ殿は厳しくても他の者が代わりに見つかるまでファムお願いできるか?


私に出来る範囲であれば

剣術、魔法などの初歩は教えても構いませんか?勉学では教えれる知識が少ないので


侯爵はうなずいた。

大きな怪我をしなければ良い

知識に溺れてはいかん

厳しく稽古を付けてくれ


ファムは力強く頷いた。



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