表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黄昏にて  作者: にわせたか
第1章 再出発の町
25/56

23 オタリア(5)


サニーの的確な指示とシュウの足止めにより、オタリア達の被害は一先ず広がることはなかった。


シュウが足止めを行って20分が立とうとしていた。

サニー、オルフェ、ヴィダルは海岸の北の見晴らしがいい高台にいた。

「オルフェ、どう?シュウは大丈夫?」

「おう、サニーちゃん。シュウの奴、まだ息は上がってないし、大したケガもしていないようだ。この分なら、まだまだ耐えれそうだよ。しかもオタリアを1匹も逃さずヘイト取ってるよ」


サニーは安心したと同時に、不安でもあった。今は耐えれているが、これを打開する案がない。シュウのことを考えるなら、できるのならすぐにでもシュウを逃がしたかった。


誰か・・・そうサニーは願いながらシュウの姿を見ているしかなかった。


更に20分ほど経ったころ、流石にシュウの呼吸が上がってきた。シュウ自身、体力には自信があったが、慣れていない砂浜の砂に足が取られ、余計な体力を削られていた。


息が上がりながらも、なんとか目の前の攻撃を避けながらこの状況を保っていた。


「ちょっとやばいな」

オルフェはそう言葉を漏らし、周囲を見渡した。サニーは自分があの場に行っても仕方がないと分かっていたが、気持ちが抑えられなくなっていた。


「ヴィダル、オルフェ、なんとかしてシュウに逃げてほしいと伝えたいのだけど」


「じゃあ僕が直接行ってくるよ」

「いや、それでアイツが止まるタマかよ」


意見は3人で言うがなかなか纏まらなかった。


その時、泣きそうで震えるサニーの肩に手が添えられた。

「おう、ここにおったか、探したぞサニー」

「おじいちゃん!?」


そこに現れたのはサニーの祖父である、魚師団の団長のオーランドだった。


「みんなへの指示、立派だったぞ。お陰で警備隊とのやりとりもスムーズにいけた」

「そんなことより、見て!!シュウを何とか助けてあげて!!」

オーランドに抱き着きながら必死の表情でサニーは訴えた。


そんなサニーの表情見て、オーランドは浜辺に一人、なんとか立ち上がり戦っているシュウを見て言った。

「あれほどみんなから心配されとるのに孤独に戦いおって・・・サニー、大丈夫じゃ、今、あいつの元に友が向かっておる」


そう言ってオーランドは浜辺の方を指さした。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ