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黄昏にて  作者: にわせたか
第1章 再出発の町
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22 オタリア(4)


シュウはオタリアの集団に向かう中、思い出していた。


警備隊やその他、亜人、幻獣に対処する人の中での教義で、亜人、幻獣に対して人間に対しての脅威度を5段階でランク分けしている。

S、A、B、C、Dの5段階でランクDが一番脅威度が少ない。


ランクS 現在の武装、レガシーで武装した一軍隊が束になっても敵わない 単独単一の種が多く、その脅威から古代神話に登場する人物や怪物の名称で呼ばれる


ランクA 現在の武装、レガシーで武装した一軍隊が束になりようやく倒せる


ランクB 身体能力が高く1対1ではまず勝てない。多人数で挑まなければ容易に殺されてしまう


ランクC 基本的に人類よりも身体能力がはるかに高い。なにかしらの武装、多人数で挑まなければ勝つことは難しい


ランクD  人類より身体能力が同等、もしくは低いものがこれに当たる。しかし、油断をすれば命はないだろう


・・・かなり曖昧なランク分けだが日々新しい種類が発見される為、このような曖昧な分け方が適当なのだろう。



ウェアウルフはランクCとされるが、それでもレナトスの町が強固な壁に囲われていることから、今のところは町に壊滅的な被害が出たことはない。


もしランクB以上が町外の周辺に出ただけで大騒ぎである。


更にランクS、Aはその討伐がほとんど確認されていないほど倒すのは困難とされている。


基本的に亜人、幻獣と戦うときは複数人で1体を叩くべしとされている。

シュウが特別なだけでランクDと対するにも集団で対応をするというのが警備隊での教えであった。


 オタリア・・・ランクはCかBか。Bを相手にするのは初めてだ

シュウは走りながら右手を開いて念じた。すると光り輝く炎が出ると共に「天津風」が出現した。


更にシュウが意識を天津風に向けるとその錦で彩られた美しい鞘が燃えるように消え、その長大な刀身が露わになった。


シュウはオタリアの集団の先頭までおよそ50mの所で立ち止まった。


さて、担架を切ったがどうする。倒すことは考えず、足止めをするんだ。

あの巨躯に集団に一度でも捉えられたら最後だと思え、一瞬で圧殺されるぞ。


あの集団の意識を全て俺に向けるんだ。幸いなことにあいつらの動きはそこまで早くない、俺なら捉えられない自信はある・・・!!


そう考えると、シュウは大げさに天津風を頭上で回転させ、俺はここにいるぞということをオタリア達に示した。


オタリア達はシュウの存在に気が付き、今までうるさいほどの鳴き声を周囲に響かせていたが、それを更に猛らせながらシュウに向けた。


そして集団が一斉にシュウに向けて突撃してきた。


シュウは集団に一定の間合いを取りながら、時にオタリアの頭部や足に天津風を振りかざした。


深くは斬らない。あくまで自分が捉えられないように威嚇のように斬りつけた。


シュウの予想外だったのがオタリア達が激しく動くと周りの砂を勢いよく自分のほうに降りかかることだった。

視界も悪くなるし、動作に支障がでる。不意の攻撃、その巨大な集団の圧迫感からの恐怖。それでもシュウはうまく、オタリアの集団全ての意識を自分に行くように、走り回りながら牽制した。

オタリア達が群れているのも影響しているが、個々の動きが遅いことがシュウにとって非常にこの状況を優位に保てているポイントであった。



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