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7話:魔物退治

【未定 Lv.104(104)】

少し歩くと、早速大きな樹の魔物が見つかった。これがトレントだろう。Lv.104…差は60…技量や特性を加味すれば、戦えない相手ではないはずだ。

相手はこちらに気が付いていない様子だ。今のうちに…【疾風撃】!

「ドォォ…」

身体への負荷が凄まじいが、どうせ回復出来るから気にしない。トレントのHPは…これは、経験から推測すると、残り半分くらいか。

腕のような枝を折っておいたので、トレントの動きはかなり鈍っている。いまが攻勢…

【疾風撃】2発目!!

「グガガ…」

幹の部分に大穴を開けた。耐久力の高そうなトレントも、流石にこれは堪えたようで、倒れた後、暫くすると動かなくなった。絶命している。

【吸収】…

【癒しの闇】で自己再生しながら、辺りを見回す。少し暗くなってきている。そして、遠くにゴブリンと思しき魔物の集団が居る。流石にあの数を相手にしたら危険かもしれない。

「後を追ってみますか…。」

このまま見逃すのは勿体ないと感じ、遠くから集団を観察する。機を伺って、討伐したい。

………



空が完全に暗くなった頃。異変が起きた。

「キィ!?」

ゴブリンの1匹が突然、姿を消した。…違う、消えたのではない。穴だ。地面に穴が空いている。

「グガガ、キキ…」

ゴブリンの仲間たちが、穴の周りに集まる。すると、もう一匹、穴に落ちた。いや、引きずり込まれた…?

見ている間に、更にどんどん落ちていく。数匹のゴブリン達が後ずさる。…穴の中から、何かが出て来る…。

「…スライム?」

暗くてよく見えないが、濁った液体のようなスライムが地面を這っている…そして、ゴブリン達の足元に到達すると…

「ギァー!」

ゴブリンを…生きたまま【吸収】した。2匹、3匹…そして、20匹近く居たゴブリン達は、全滅してしまった。

【未定 Lv.172(172)】

アレは放っておいたら…不味い気がする。今ここで倒さないと…。

スライムは身体をうねらせ、悶えている。そして、灯が今まで見たことのない動きをしている。消えかけたと思ったら、爆発的に拡大し、揺らぎ…また消えかけ…何が起こっているかは分からないが、今が好機だろう。

私はスライムに素早く接近し、間合いを詰めた。そして、

【一閃】!

しかし、突きを放った瞬間、強い弾性によって弾き返されてしまった。

「痛…っ!」

瞬時に流動化出来ず、木に叩き付けられる。【癒しの闇】…。この身体でも『痛い』事があることを今知った。

それにしても…打撃が効かないのでは、攻撃手段が全くない。どうすれば…

「…えっ!?」

スライムがこちらの方向に火を吐いてきた。この身体で火を喰らったらどうなるか、未知数だ。慌てて飛退く。

しかし、ここが森であることを失念していた。背後の木に火が直射し、焦げる。このままだと、山火事になってしまう。…考えろ、落ち着け…

「おりゃぁぁぁ!」

突然、左側から声が。

「スーさん!」

彼は両手から水を放出し、炎を押し返していく。

「させるかよっ!!!」

炎は掻き消され、スライムにダメージが入った。

第七話です。

この辺りは短い話が続きます。

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