遊女の話
初めての怪談、、、、緋聡が一人で作りました。誰か褒めて!!(すみません、ふざけました。)
初めてまして。わっちはここの楼の花魁“朱祁”と申しんす。珍しい赤い目として一部では有名になっているのでありんす。
さて今宵はある古参の遊郭関係者に伝わる噂話をいたしんしょう。ただしこの話はあくまで噂、そしてとても不愉快な話でござりんす。苦手な方は聞くのはここでやめるのがよろしいかと。
おや、聴くおつもりで?ふふふ、ようござりんすよ、此処から話すのはある遊女の話、、、、
どうぞご清聴のほど、、、、
ある遊女は客の男に恋をしんした。
別に珍しゅうはありんせん。でありんすが許される事でもありんせん。
相手は遊女を弄んで足抜けさせ貢がせ捨てる最悪な男でありんした。遊女は周りの静止を無視し男と会い最終的に足抜けして駆け落ちの計画を立てんした。
遊女は男が自分を愛していると思い込んでやした。 計画の日男は遊女の足抜けを楼主に告発しんした。遊女は捕まり楼主に折檻を受けんした。それはとても酷いもので乱暴をしてそして何よりも酷いのは楼主はその遊女の初花を散らしんした。楼主は有名な色情魔でありんしたから、そして事が済んだ時部屋に戻った遊女は気が狂っちまっていましんした。遊女はまともに歩けねえ筈でありんした。そう動けもしねえのでありんす、介護が無ければ。そんな遊女はとても美しゅうござりんしたので楼主は何度も通いんした。
その大体一ヶ月ほど経った頃遊女が消えました。跡形もなく、足抜けかと思われましたが違います。例の男が遊女の部屋でめった切りになって死んでおりやした。
楼主は首がもげてやした。引きちぎったように。そしてしばらく経った頃遊女は帰ってきんした楼主の首を帯につけてケタケタと笑い男の腐り切った貪っているところを他の遊女が見つけんした。それから暫くしてその遊女の娘が楼に入りやした。娘は整った顔立ちに赤い目をしていたそうでありんす。
これでこの話はおしまいでありんす。
え?胸糞悪いしオチが無い?ふふふ、わっちは知っている噂をお教えしただけ、真実もこの噂が本当かすらわかりやせん。なんせこれは随分昔、主さん方が生まれるずっと前の話らしいでありんすから、それではわっちはこれで、、、、
あらら、面白いことをおっしゃるでありんすねえ。赤い目だしわっちがその娘ではと?
ふふ、さあ、どうでありんしょう。
『だってこれはただの噂、真実なんて誰も知りやいたしんせんから』
終
ああやっと終わった。
どうも緋聡です。今回初めて怪談作りました。今までは読むだけでした。うまく出来ていたでしょうか?
初めて一人でつくった物なのであまり自信がありません。
面白かったと思って頂けたら嬉しいです。
コメントなどもくださると嬉しいです。
宣伝ですが私、本命で近未来ファンタジーを連載しています。白小花物語(仮)というタイトルです!!この怪談を読んだ方、ぜひそっちも読んでくれると嬉しいです
以上緋聡でした