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1話 転生してた

〜2059年9月29日〜


 何気ない1日が始まろうとしていた。朝起きて、飯を食べて、出勤の準備をして…と。しかし、そんなある日、付けっ放しのテレビから、緊急速報が流れていた。


 『緊急速報です。たった今、日本政府が突然超巨大隕石が地球に迫ってきているという事を発表しました。日本政府によりますと、どこからともなく隕石が現れたそうです。このことに対し日本政府は……」


 え?嘘。隕石が来るらしい。ま、いいや。べつに気にすることはないかな。ラノベを少し読み会社の支度を……いや、どうせ死ぬんだし、仕事に行くのはやめよ。

 おや、テレビに耳を傾けていたら、面白いことが聞けたぞ?どうやら、あと1時間弱で隕石降ってくるらしい。正確には、ぶつかる?うーん、せっかくだし、読み終わっていないラノベでも読むか。我ながらもっと他にあったのではないかとも思ったりするんですがね。

 うわぁ。あれが落ちてくるんか。言葉じゃ表せないくらいのデカさだぞ。まぁ、地球の最後くらいは見届けて終わろうじゃないか。外では皆、抱き合ったり、自殺しようとしていたり……様々だ。まぁ、こんなにも落ち着いていられるのは、やっと死ねるからなんだけどね……俺はあれを許さ……


 そして、隕石がぶつかったと思われる瞬間。白い光が地球全体を包み込んだ。ちなみに28歳。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 どこ?ここ。草原?あーこれが天国かぁ。うんうん、心地いいなぁ〜とはいきませんでしたよ。だって、ムダ毛は1本もないし、手はアニメでしか見ないような白さをしてるし。そして何より、アレが無い。もしかして、女の子になってしまいました?いや、まだ可能性は捨てきれん。もしかしたら、見えないだけで息子が居るかも……やっぱいない。もう一回見ちゃう。いない。息子よ旅立ってしまったのか。だかしかし、性転換したことは認めたくないな。まぁ、とやかく言っても何も進まないし、現状を確認しますか。


 えーと、まずは服を着てる。上は半袖のTシャツ?っぽいのと下は、キュロットと言われるやつだろうか。下着は…ない。えぇまぁ、別に息子を探した時から知ってましたけれども。 

 そして、一番確認しなければならないのがそう、ここが異世界かどうかと言うことである。もし異世界なのであればきっと、きっと、ステータスがあるだろう。こう言うのは『ステータス』と念じれば大抵どうにかなるはず。



『ステータス』


________________________________________________________________________


【名前】レナ(女)


【種族】ヒト族


【職業】


【年齢】14歳


【レベル】1


HP 5000/5000

MP 5000/5000


力   10

生命力 30

器用さ 40

機敏さ 20

知性  400

魅力 120

運   30




【固有スキル】


転生者

Lv Max


異世界物作製

Lv 1



【スキル】


鑑定 

Lv Max


アイテムbox

Lv Max


ステータス工作

Lv -


魔獣契約

Lv Max


自動翻訳

Lv -


________________________________________________________________________


 ステータスが見れた時点で異世界は確定。そしてステータス。一応詳細を確認してみる。1個1個詳細を見ていきましょうか。


【転生者】


転生した人のみ持つ固有スキル。

 

効果1 【スキル】鑑定、アイテムbox、ステータス工作をLvMaxで付与する。


効果2 スキル【自動翻訳】を付与する。


効果3 全ての魔法適正が最高値になる。


「ひやあっ!?」


 思わず声に出てしまった。今更感凄いけど、私の声可愛いな。ていうか、そんなことじゃなくて、なんだよこのぶっ壊れ固有スキル。よし見なかったことにして次。


【異世界物作製】

地球の物をMPを使用して作ることができる。(作れるものはMP、スキルレベル、作る物の知識を参照する。また、作るものが複雑になればなるほどMPを消費する。さらに、スキルレベルが上がればMP使用量が減る。)


「ふえぇ?」


 いかん。あまりにも驚きすぎて、腑抜けた声が出てしまった。しかし、これがあれば極論銃までも作れてしまうのでは?


閑話休題。


 次も見ていかないとマジで日が暮れる。


【鑑定】

生物、物を鑑定する。LvMaxのため全ての情報を閲覧する事ができる。


プライバシーの侵害すな。個人情報丸見えや。この世界には、プライバシー無いんかな。まぁ、次。


【アイテムbox】

亜空間に物体を収納する(生物は不可)。LvMaxのため、無限に物体を詰めることができる。また、亜空間内はアイテムboxに入れた瞬間に時間が止まる。なお、任意の物体のみ、時間を進めるといった動作も可能。 


操作方法

1 物体を見る。

2 『収納』と念じる。

3半径20mの円に物体が1mmでも入っていれば収納できる。


 まぁ、こんな感じのは異世界物あるあるだからそんな驚きはしない。はい、次。


【ステータス工作】


ステータスを任意に変更することができる。


 普通に使える。ステータスを見られたら、溜まったもんじゃないしね。


【魔獣契約】

理性のある魔獣と契約することができる。LvMaxのため、全ての魔獣、神獣ともに契約可。


契約方法

魔獣或いは神獣の同意があれば契約することができる。


 なんだよこれ。『理性のある』って…絶対に無理だろ。だって、アニメとか漫画とかでも理性のあるやつは大体、滅茶苦茶強いやつだぞ。まぁ、このスキルは使う機会が無いでしょう。はい、次。


【自動翻訳】


 全ての言語を翻訳して聴くことができる。また、自分が異なる言語を話しても相手の言語で喋ることができる。


 これはありがたい。正直言ってこの中でもダントツで有難い。何せ人と話せないんじゃ何もできないからね。いやぁ、ここまで確認して見たけれど、全部ぶっ壊れでした。まぁ、自分が言うのもなんですが。うーん、取り敢えず街を目指してみよう…でもまずはこの服装を変えないと。もしかしたら過激かもしれないし。

読んでいただきありがとうございます。

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