第4話
今回で芝谷桜編が終了となります!
最後まで読んでいただけると幸いです!
その後俺達は一緒に帰ることになった。
(友達通り越してまさか親友とでてくるとは思わなかった...ぷふふ。)
(それを聞いて大泣きしてた奴がよく言うよ。)
(う、あれは泣いてたんじゃなくて笑い泣きしてたんだよー!)
(はいはい。)
俺達はさっきまでの出来事を笑いあい楽しみながら会話をしていた。
そんな話しの中俺はあることがさっきから気になっていたので芝谷に聞いてみることした。
(なぁ、芝谷。)
(なに?)
(なんで苗字が芝谷じゃなくて、霧崎なんだ?)
そう、俺が知りたかったのはそこだ。
なんで芝谷じゃなく霧崎なのか。
(あー、それは私が今、母子家庭だからだよ。)
それを聞いて俺はなんとなくだか、いろんな予想ができた。
(なんとなくだけど、親の再婚とかで後に名前が変わったとかか?)
(大正解!このあと親の再婚でね、2年にあがってから名前が芝谷に変わったんだ。
ていうか、なんで知らないの?)
(知るわけないだろ。周りのことなんか眼中になかったんだから。)
そう当時の俺は周りの事なんか全く見てなかったボッチだったので、当然芝谷の事なんか全く持って眼中になかった。
アイドル的存在だったとかも周りがうるさかったから入ってきた情報に過ぎなかった。
(そんな周りの事なんか眼中に無かったやつが今じゃ、親友と呼べる人が出来てさぞ嬉しかろうな!)
(はいはい。チョー嬉しい。)
(絶対思ってないな。)
なんだかんだで俺達は本当に友達以上の関係になれてるんだなと改めて心の中で思った。
(あ、そうだ。)
何かを思いついたのか、芝谷は俺にこんなことを聞いてきた。
(私達はなんで3年前に戻ってきたんだろう。)
言われて見ればそうだ。
なんで俺達が3年前に戻ってこれたかという問題を完全に忘れていた。
でも、なんとなく俺達が3年前に戻ってきた理由はわかる気がした。
(多分俺達にもう一度チャンスをくれたんじゃないか。)
(誰が?)
(さぁーな。神様っていうやつじゃねーの。)
(はは、なにそれ?)
こうして俺達の人生のリセットが始まっていく。
読んでいただきありがとうございました!
次回からは松風達也編が始まります!
次回も宜しくお願いします!