第19話
アイリスと剣持は、控え室で、謁見の準備をして、待っていた。
「失礼します」
王城のメイドが、入ってきた。
「謁見の準備が出来ましたので」
「分かりました。今、行きます」
アイリスと剣持は、謁見の扉の前で待っていた。
「アイリス、謁見の方法は?」
「先ず、入ってから、絨毯の切れ目まで行き、片膝を付き右手を胸に当てるのが、謁見の方法ですね」
「分かった。助かった!」
「其では、準備が整いましたのでとうぞ」
執事の手で、謁見の扉が開いた。
アイリスと剣持は、絨毯の切れ目まで行き、頭を下げた。
「頭を上げよ!」
正面から、陛下の言葉で頭を上げた。
其処には、陛下は勿論の事、陛下の奥さんと、娘のアリスに、其の、弟がいた。
「この度、アルファード伯爵の領地が、亜人種の攻撃を受け、其処に居た陛下を守って貰い、宰相一同御礼申し上げる。ケンモチ殿、陛下を守って頂き、誠にありがとうございます」
宰相が言葉を言うと、大臣達が頭を下げ、お礼を言っていた。
「大臣方、頭を上げて下さい。」
剣持が言った。
「勿論、お礼を受け入れさせて貰います。しかし、陛下を守るのが、この国の為ですから」
「分かりました。ケンモチ殿のお言葉をしかっりと、受けさせて貰います」
宰相が言った。
「この、戦果により、ヒジリ・ケンモチ殿を侯爵とし、此からも、国の為に、宜しく頼む」
「畏まりました。陛下!」
剣持は、陛下から、爵位を貰った。
「其から、ケンモチ殿には、我が娘のアリスと婚約を結んでもらう」
「慎んで、お受けします」
その場に居たアリスは、涙目になっていた。
こうして、アリスは、公の場で婚約をを発表し、アイリスと剣持は謁見が終わった。
次回陛下と会話