第15話
一行は、王都に向かって順調に進んでいた。
「アイリス、のんびりと旅を楽しもうか」
「そうですね!楽しみましょう」
「道中問題ないな?」
「はい!今のところありません」
「分かった。警戒を怠らないように」
「了解しました!」
のんびりと進んでいると、丁度町が見えてきた。
衛兵が、町に入るための検問をしていた、そして、自分達の順番が来た。
「待て、検問だ。身分証を見せてくれ」
「はい、此です」
「冒険者カード、よし通って良いぞ」
「ありがとうございます」
二人は、検問を通過し町に入った。
「中々の賑わいだな!」
「えぇ、その様ですね!」
二人は、町の中を散策していたら、良い臭いがしたので、その店に入った。
「いらっしゃい!何名様だ?」
「二人だ」
「はいよ!好きなところにどうぞ」
「分かった!おすすめのメニューは?」
「ステーキだよ!」
「じゃあ其で!アイリスは?」
「パスタでお願いします」
「はいよ!ステーキにパスタね!飲み物は?」
「お酒で宜しく!」
「私は、飲み物は遠慮しとく」
「はいよ!」
厨房から、良い臭いがしてきた。
「はい!お待ち!ステーキにパスタだよ」
「じゃあ早速いただきますか」
「うん!美味しいな!」
「えぇ!パスタも美味しいです」
二人は、交換しながら、食事をし終わったので、町を出て王都に向かっている道中で、盗賊が襲ってきた。
「待ちな!荷物を置いてきな!」
「誰だ?」
「盗賊だと思います」
「人数は?」
「今のところ8人です」
「アイリスと二人で対処するから、馬車を頼む」
アイリスと剣持は馬車から、降り盗賊の前に出てきた。
「よう!兄ちゃん、命が欲しければ女を置いてきな!」
「「「「ゲフフフフフ」」」」
盗賊達は、アイリスを嘗め回すような視線を向けていた。
「アイリス、どうする?」
「全員殺しても良いかも」
「もしかしたら、盗賊に囚われている人が要るかも」
「確かに、でも全員を倒しても問題ない。剣聖様が、探知魔法で探しますよね?」
「あぁ、分かった。探知魔法で探すから」
「何を二人で会話してんだぁ!嘗めんてんのかぉおぉぉぉぉ!」
「ぶっ殺せ!!」
二人は、戦闘を開始した。
「さてと、全員を始末できたな」
「えぇ、その様ですね」
「さてと、探しますか?【サーチ】見つけた。全部で10居るな!」
「10人?多いですね!」
「いや、もしかしたら、盗賊だけかもね!」
「探しに行きましょう!」
「分かった!お前達は、此処で待っていてくれ!」
「了解しました!」
アイリスと二人で森の奥に進むと、洞窟が出てきた。
「見張りが、二人で中が解らないな」
「見張りは、私が倒します。魔法で」
「分かった。頼む」
「分かりました。【ファイアーランス】」
「アイリス、やり過ぎ」
「申し訳ありません!」
「構わないから。見てみな、中から盗賊が4人出てきたよ。強そうなのが居るから、他の相手宜しく!」
「分かりました。任せて下さい!」
二人は、盗賊の前に出てきた。
盗賊は二人に気づき、戦闘を開始した。
盗賊の3人はアイリスの手によって一瞬にして、崩れ落ち動かなくなった。
リーダは真っ青な顔をしながら、怒りを露にしながら、男に向かっていった。
「剣聖様、此方は終わりました」
「分かった。残りはお前一人だけ」
「くそがーーーーーー!死にさらせーーーーー」
「遅い!死にな!!」
戦闘が終わり、二人は洞窟のなかに入り、人を探していたら、瀕死の状態で裸の女が4人倒れていた。
「まずい!アイリス、回復してやれ。裸の女にやると、色々とまずいから、服を置いて外で待ってるから」
「分かりました。【ハイヒール】」
アイリスは魔法をかけて様子を見て、剣持は洞窟の入り口で、待っていた。
すると、一人が気づいた。「・・・私は・・・・たす・・助かったのですか?」
「えぇ、助かりましたよ」
アイリスは女性に笑顔を向けていった。
すると女性は、泣きながらお礼を言った。
「・・・・あり・・がとう・・ぐす・・ござい・・・ぐす・・・ます!」
すると、他の3人も目を覚ました。
「助かったのですか?」
「私達、助かったのですか?」
アイリスは、笑顔を向けていった。
「助かりましたよ」
3人共に泣き出しましたけ。
泣き止み、アイリスと話していた。
「助けたのは、私ともう一人居ますよ」
「その方は?」
「洞窟の入り口で待っていますよ」
「???」
「何故って顔をしていますね?其れは、男性で、貴女方の格好を見て、服を置いて外で待っていますから」
4人は、自分の格好を見て顔を真っ赤にさせて、服を着てから洞窟から出てきた。
「アイリス、お疲れ様」
「はい、お疲れ様でした!」
4人は男性に挨拶をした。
「「「「この度は、助けて頂きありがとうございました」」」」
剣持は笑顔で「助かって良かったな!」
4人は、顔を真っ赤にさせていた。
「さぁ馬車に、向かうぞ!君達も、付いてきな送るから」
「「「「はい!ありがとうございます」」」」
こうして、彼女達を助けて馬車で移動を開始した。
次回女性達の自己紹介