第14話
アイリスと剣持は、二人で必要な食器や、食材、衣服など買っていた。
「剣聖様、楽ですね」
「そうだな。アイテムボックスに、全て入っているからな」
話していると、連絡器が鳴った。
「はい、此方剣持です」
『剣持殿、我だ』
「陛下、ご無沙汰してます!要件は何でしょうか?」
『要件は、我が娘を迎えに来てくれないか?』
「迎えにですか?」
『あぁそうだ。アリスの婚約を反対する事は、誰一人として居なかったからな。其から、爵位は侯爵になったから、宜しく』
「迎えに行くのと、爵位は分かりました。また後日宜しくお願いします」
『あぁ。宜しく頼む。では、王都で』
「ふぅー」
「剣聖様?何て言われたのですか?」
「あぁ。アリスを迎えに行くのと、爵位は侯爵になった」
「ッ!!!」
「そんなわけだから、一緒に来てくれないか?」
「分かりました!馬車も買わないといけませんね、其に、野宿用のテントも買わないと。お父様に一応報告しますね」
「あぁ宜しく」
二人は、旅路の用意と領主に報告をしに、屋敷に戻った。
「お父様、只今戻りました」
「おかえりアイリス、剣持殿」
「只今戻りました。其から、陛下から連絡があり、アリスを二人で迎えに行ってきます」
「分かった。道中気よ付けて行ってきなさい」
「はい!では行ってきます!」
二人は、数名の護衛と一緒にアリスを迎えに行ったのだった。
次回道中で事件が・・・