第11話
午後になり、居間でお茶をしたり、今後の予定を聞いていたり、のんびり過ごしていた。
カンカンカンカンカンカンカンカンカンカン
急に、街の鐘が鳴り響いた。
「何があった?」
「まだ分かりません。今、騎士団が調べていま
す」
「分かった。騎士団長の話を聞くまで待とう」
走る音が廊下に響き、居間の前で止まった。
「失礼します」
「其で、何があった?」
「は!報告します。現在、亜人種共が此方に進軍しています」
「亜人種が・・・」
「はい。現在亜人種の勢力は、700あります、其に、亜人種達を率いているのが、ゴブリン・キングです」
「何!!ゴブリン・キングだと、其に、700か・・・家の出せる勢力は?」
「はい。大体、350名です」
「厳しいな、冒険者ギルドには?」
「まだ何も言ってません」
「分かった。何も言うな!ギルドには、街の中の警備をして貰う」
「分かりました。ギルドに言っています」
騎士団数名は、ギルドに向かった。
「陛下方、こういう状況なので避難をお願いします」
「致し方無いな」
「其には、及びませんよ」
「「「「「「ッ!!!」」」」」」
「・・・何を言っている!」
「・・・俺達が・・・・戦場に行くからですよ!」
「其れは、どうしてだ?」
「確かに、私はこの世界には関係無い人間です・・・・だけど、助けて貰っていながら、逃げる事はしたくありませんし、此から、婚約者を自分の手で守り抜く必要がありますから」
「成る程、分かった。剣持殿の気持ちは分かった。ならば、我に力を見せてみろ。娘を守れるかどうかを」
「分かりました。俺達の手で亜人種共を殲滅します。騎士団の人達は、陛下や義父の護衛をお願いします。俺達の部隊101名で行きます」
「待て!!余りにも少なすぎる。其で、勝てるのか?」
「えぇ・・・勝てます。私のいた世界で、この部隊は数千を相手に殆んど、無傷で勝っていますから剣だけで、しかし、この世界に来てから、魔法が使えますから、無傷ですかね。其では、行って参ります。では行くぞ!我が部隊、一騎当千!」
こうして、剣持達は亜人種と、戦いが始まった。
次回圧倒的勝利